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最新GeForce GTX 970と“Haswell-Refresh”最上位を搭載

GTX 970で最新ゲームが快適な小型PCなら「PASSANT Cx5500-i7-TM」

2014年10月24日 11時00分更新

文● 石井英男

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最新のCore i7とGeForce GTX 970を搭載

 次にPCとしての基本スペックを見ていこう。PASSANT Cx5500-i7-TMは、BTOによってCPUやメモリー容量、ストレージなどを自由にカスタマイズできるが、今回試用した製品は、基本構成のモデルとなる。

 CPUとしては、インテルのCore i7-4790(3.6GHz)を搭載。開発コードネーム“Haswell-Refresh”と呼ばれるCPUの中で、最上位となる製品だ。なお、Core i7-4790Kのほうが動作周波数が4.0GHzと高いが、こちらは“Devil's Canyon”という別の開発コードネームとなる。

 Core i7-4790の基本動作周波数は3.6GHzだが、自動オーバークロック機能のTurboBoostテクノロジーにより、最大4GHzまで動作周波数が向上する。また、クアッドコアCPUだが、1つのコアで同時に2つのスレッドを実行可能なHyper-Threadingテクノロジーを搭載しているので、最大8スレッドの同時実行が可能だ。最新ゲームはもちろん、フルHD動画の編集など、CPUへの負担が高い処理で大きな威力を発揮する。BTOでは、さらに動作周波数が高いCore i7-4790K、動作周波数は下がるがTDPが低く、省電力性が高いCore i7-4790T(2.7GHz)などへの変更も可能だ。

 メモリーは、基本構成ではKingstonブランドの4GB DDR3 DIMMが2基装着されており、合計8GBとなっているが、BTOによってメモリーブランドの変更や16GBに増やすこともできる。ストレージとしては2.5インチ500GB HDDが搭載されているが、こちらもBTOによって、高速SSDや大容量HDDへの交換や、2台目の増設HDDの搭載、M.2 SSDの搭載などが可能だ。予算に余裕があれば、高速SSD+大容量HDDという組み合わせがお勧めだ。OSやアプリケーションなどは高速なSSDにインストールし、大容量データはHDDに保存することで、快適な環境が実現できる。

最新の「GeForce GTX 970」搭載グラフィックボードを採用

 ゲーミングPCでは、CPUももちろん重要だが、それ以上に重要なのが3Dグラフィック性能を左右するGPUである。PASSANT Cx5500-i7-TMには、NVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 970」を搭載したグラフィックボードが搭載されている。

「GeForce GTX 970」は、2スロット占有し、6ピン×2の追加電源コネクタを必要とするモンスターボードだ

 このGeForce GTX 970は、2014年9月19日にNVIDIAから発表されたばかりの最新製品であり、第2世代のMaxellアーキテクチャを採用している点が特徴だ。GeForce GTX 970は最上位のGeForce GTX 980の下位モデルであるが、1664個のCUDAコアを搭載し、4GBのグラフィックスメモリーをサポートするハイエンドGPUだ。3D描画性能は非常に高く、最新ゲームをフルHD解像度はもちろん、4K解像度でも快適に遊べるだけのパフォーマンスを誇る。

像出力として、DVI-I、DVI-D、HDMI、DisplayPortが用意されている

 PASSANT Cx5500-i7-TMは入出力端子も充実しており、フロントパネルにUSB 3.0×2、USB 2.0、ライン出力、マイク入力を備えるほか、背面には、PS/2、USB 3.0×4、USB 2.0×4、1000BASE-T LAN、ライン出力、ライン入力、マイク入力、S/PDIF出力(角型)などが用意されている。

背面には、PS/2、USB 3.0×4、USB 2.0×4、1000BASE-T LAN、ライン出力、ライン入力、マイク入力、S/PDIF出力(角型)などが用意されている

(次ページ、「FFXIVもフルHD最高品質で“非常に快適”」に続く)


 

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