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イクリプス、通信機能を強化したハイスペックカーナビを発表

2014年10月15日 15時56分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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クルマ、人、社会をつなぐFUTURE LINK採用の
イクリプス 新型SZシリーズ

 車載機器ブランドの「イクリプス」を展開する富士通テンは今日15日、人、クルマ、社会のデータをつなぎ合わせるモビリティーサービスを「FUTURE LINK」(フューチャーリンク)とし、積極的に推進していくと発表した。

 同社は創立40周年の2012年に、10年先のビジョンを「VISION2022」として発表し、富士通グループが持つ情報通信技術を活かしたVehicle-ITC事業を推進してきた。このFUTURE LINKによって、VISION2022の実現に向けてさらに近づいていくとのこと。昨年発表した対話型エージェントに引き続き、さらなる通信機能を取り入れたカーナビを市場に投入する。

2014秋モデル、フラッグシップの「AVN-SZX04i」

 FUTURE LINKにより、「つながる」サービスを強化し、イクリプスの2014秋モデルでは通信連携で車載機器があらゆるものと繋がることができる「ハイブリッドナビ」を謳い、センターとローカルの地図データベースをそれぞれ利用する。常にセンターと通信し、差分地図データをサーバーから取得することで地図は毎月アップデートされ、いつでも最新の地図が使える。また、センター連携によってお店情報や、目的地周辺の駐車場を満空情報まで表示してくれる機能を搭載した。なお、通信網はNTTドコモの3G網を使い、地図更新は最大3年間無料となっている。3年過ぎたあとは2年間で3万円の更新料が発生する。発売日は11月上旬を予定。

 今回発表された新機種は通信システム同梱のSZシリーズ3モデル、通信システムは付属しないが機能はSZシリーズと同じのZシリーズが3モデル、必要最低限の機能で価格を抑えたAVN Liteシリーズ3モデルがイクリプスの2014年秋モデルとしてラインナップされる。シリーズ内に3モデルあるのは、ディスプレーの大きさや操作パネルなどの違いで、フラッグシップが9型ワイド液晶、続いて7型ワイド液晶、7型液晶となっている。内部的なスペックの差はないので、自分のクルマに合わせたチョイスができる。

 SZシリーズとZシリーズは対話型エージェント「CarafL」にも対応する。

市場想定価格

・SZシリーズ

  • AVN-SZX04i 20万円前後
  • AVN-SZ04w  12万円前後
  • AVN-SZ04i  12万円前後

・Zシリーズ

  • AVN-ZX04i 17万円前後
  • AVN-Z04w  9万円前後
  • AVN-Z04i  9万円前後

・AVN Liteシリーズ

  • AVN-G04  7万円前後
  • AVN134MW 6万円前後
  • AVN134M  6万円前後

9型ディスプレーモデルはさすがに大きいので、取り付けられるクルマは限られる

SZX04iは通信モジュール同梱。ドコモの3G網で通信するが、これは同社のセンターへの通信のみなので、スマホをWi-Fiで接続して通信することはできない

新機能である、目的地周辺の駐車場検索。満空情報だけでなく、アイコンをタップしていくと、駐車台数や料金などを表示してくれるので、これは便利だ

同じAVN Liteシリーズでも、操作パネルが大きく異なる。ナビ機能とそこそこのエンタメ機能さえあればいいという人のためのエントリーモデル

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