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GIGABYTE「GV-N970G1 GAMING-4GD」

GIGABYTEのGeForce GTX 970はゲーマーに最適!

文●加藤 勝明

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高性能でも静かで、かつ冷える

 ここからはGV-N970G1 GAMING-4GDのキモであるWINDFORCE 3Xクーラーの実力をチェックしてみる。まずは騒音計(AR815)を使ってファンノイズを比較してみた。

 アイドル時はシステム起動10分後、高負荷時は「トゥームレイダー」のベンチマークモード(最高画質、1920×1080ドット)を30分稼働させた時に計測している。暗騒音は約34dBA、マザーの40cm上空、ビデオカードの中心にマイクを置いて計測している(システムはバラック組み)。

ファンノイズ(単位:dBA) ←better

 今回テストしたカードはどれも3連ファンを搭載した強冷却仕様の製品だが、GV-N970G1 GAMING-4GDのファンノイズはとりわけ小さい。

 GTX770/760はファンがうなりをあげて回転するためゲームをしていてもかなり気になったが、GV-N970G1 GAMING-4GDならよりゲームに集中できる。

 次にトゥームレイダーの30分ベンチ実行中のファン回転数の違いをチェックしてみよう。計測には「HWiNFO64」を使った。

ファン回転数(単位:rpm) ←better

 Kepler世代のGTX770/760は2700~2800回転までファンが回るのに対し、GV-N970G1 GAMING-4GDは最高でも2051回転と低い。GV-N970G1 GAMING-4GDが静かな理由は当然の結果といえる。

 しかしいくら静かでも、GPUが冷えなければ意味がない。そこでファン回転数と同様に30分間のGPU温度を比較しよう。

GPU温度(単位:℃) ←better

 GTX770が最高77度、GTX760はそれよりやや低めの74度まで上がったのに対し、GV-N970G1 GAMING-4GDは最高64度と非常に低い。

 元々が低発熱設計なのに加え、WINDFORCE 3Xクーラーが強力に熱を奪っていることがわかる。これならさらにオーバークロックで上を狙うこともできそうだ。

期待のゲームプレイには
「GV-N970G1 GAMING-4GD」がベストバイ!

 最近はどのビデオカードメーカーも冷却重視&高耐久といった付加価値を付けて製品をリリースしているが、コアゲーマーの酷使に耐えるビデオカードはその一部しかない。

 今回は様々な角度からGTX970を搭載したGV-N970G1 GAMING-4GDの性能をチェックしてきたが、GTX970の基本性能の高さもさることながら、高いオーバークロック設定でも高い冷却力と安定性を確保できるGIGABYTEの独自設計も印象的だった。

高いオーバークロック設定でも高い冷却力と安定性を確保できるGIGABYTEの独自設計がベストバイの理由

 そろそろビデオカードを強化して期待のゲームをガッツリと遊ぼうかな、と考えているなら、GIGABYTEの「GV-N970G1 GAMING-4GD」を選ぶべきだろう。

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