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今度こそあの頂へ! ミクGTプロジェクト7年目の正直 第20回

微笑みの国タイでミクZ4は3位でグッドスマイル!

2014年10月15日 17時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●加藤公丸、原 勝弘

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チーム関係者コメント

安藝貴範 代表

 レース中は常に7号車と11号車の位置を気にしながら戦って、ポイントを意識しながら戦うレースでしたね。前半は片岡選手が順位を落とさずになんとか戻ってきてくれたんですが、後半、谷口選手に変わった直後は500との絡みが多くてなかなかペースが上げられなかった。しかし、その後はヨルグ選手のファステストを塗り替えるようなペースで走ってくれて、60号車を最終的に抜いたときにはグッときましたね。BMWの2位、3位フィニッシュはとても良い結果だと思います。4位もBMWですしね。本当に今回は3位になれてよかったです。最終戦をポイントリーダーとして迎えることになりましたが、どうなるのか、とても楽しみですね。

片山右京 監督

 今回の結果は最善最良のカタチで終わったんじゃないかなと。ある意味想定内でしたね。BMWのワンツーになるんじゃないかと予想はしていたのですが、まさかの3号車が来て。ただ、7号車が優勝していたら、最終戦はかなり厳しかったでしょうね。今回は7号車が2位で11号車も8位(実質7位)だったおかげで、最終戦を9ポイント差で迎えることができて、かなりラクになったと思います。あと、やっぱり谷口選手が60号車を抜いてくれたのも大きいです。相手もブレーキがきつくなってたようですけど、こちらは56kgも重りを積んでいるわけで、決してイージーに抜けたわけじゃなかった。その意味でも3位の大きさを改めて実感しています。チャンピオンシップも佳境で、胃が痛くなりますけど、気を引き締めて最終戦を迎えたいですね。

大橋逸夫 ゼネラルマネージャー

 今回のレースは初開催のサーキットだったので、対応能力とか、コースコンディションを見極められるかどうかとか、トラブルを察知して回避する能力だとか、ドライバーだけでなくチーム全体のチーム力みたいな部分が試されたんじゃないでしょうか。3位でフィニッシュできた要因としては、これらのことがかなり大きいと思います。練習走行などを見ていると、ある程度のタイムはみんなコンスタントに出せて、その中でもひとつ抜けて速いクルマが4、5台いてという感じでしたよね。速いのは当たり前で、その中で生き残りながら、タイミング良くピットに入るという作戦がハマったことが、今回の結果に結びついているんだと思います。

谷口信輝 選手

 予選6番手から始まって、片岡選手がGT500のマシンにぶつけられそうになりながらも、GT300のライバルとのバトルをなんとか生き残ってくれて僕にバトンを渡してくれました。ピットを出ると50号車と60号車が前にいて、それをなんとか抜いてくれとチームからのオーダーもあり、無事に抜くことができましたけど、結果的に1位と2位は別格に速くてちょっと追いつけませんでしたね。61号車と11号車が予選で沈んでしまったため、貯金を持って最終戦に臨めるのは大きいです。もちろん、まだまだ油断はできません。7号車か11号車が最終戦で優勝したら、我々は3位を取らないといけないですしね。でも最後は勝ってチャンピオンを決めたいですね。

片岡龍也 選手

 第1スティントは無理せず、前にくっついていけば、第2スティントで順位を上げられるだろうと思っていました。そこそこのペースを維持しながら、500との接触を避けたときに3秒くらいロスした以外は、ほぼほぼ仕事を完了できたかなと。クルマのフィーリングは良かったけど、どういうレース展開になるのか若干運頼みのところもありましたが、谷口選手も素晴らしい走りを見せてくれて、今回自分たちが持っているパフォーマンスを考えたら3位はベストリザルトだし、2位とのポイント差を広げる目的で来ているので、この順位は十分価値があると思います。


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