スマホはコンパクト派というユーザーには選択肢が少なくなってきたが、Xperiaシリーズには今回もコンパクトモデルの「Xperia Z3 Compact」が用意されている。
3キャリアから発売されるXperia Z3と異なり、国内ではドコモからのみとなる貴重なこの小型モデルについて、タッチ&トライ会場で撮影した写真を中心に迫っていこう。
画面が大きくなったのに本体サイズは変わらず
まず注目点は画面サイズ。Xperiaシリーズのコンパクトモデルは、Xperia Z1f/Xperia A2と4.3型だったのに対し、4.6型に大型化されている。では本体もデカくなったのか……というと、そうでないのが、Z3 Compactの最大のポイントだ。横幅が約65mmなのは3機種とも同じなのだ。なお、iPhone 6(4.7型)は約67mmなので、それよりも小さい(詳細なスペック比較は次ページで)。
さらに軽量化されているのもZ3 Compactの特徴。たとえば、Xperia Z1fはフラグシップの「Xperia Z1」と同様にメタルフレームが採用されるなど、高級感があるデザインだったが、同時に結構ずっしりとした端末だった(約140g)。これに対して、Z3 Compactは樹脂製フレームを採用し、約129gにまで軽量化されている。かといって、決して安っぽくなったわけではなく、製品のイメージに合ったポップさ、手軽さになったと言える。
ちなみに軽量化されたのはXperia Z3も同じ(こちらはメタルフレームだが)。軽くなったと言っても10g程度……なのではあるが、毎日使っているとこの差は決して小さくない。このあたりは特に従来モデルのユーザーであれば、1度店頭などで持ち比べてみるといいだろう。
カラバリのオレンジとグリーンは
強烈なインパクトあり!
カラバリはOrange、White、Black、Greenの4色。注目したいのはOrangeとGreenの2色。特にOrangeはポップというよりも、押し出しがかなり強い、赤に近いオレンジだ。色自体は異なるが、印象的にはNexus 5の「ブライトレッド」に比較的近い(関連記事)。電車の中などでは正直なところ結構目立つだろう。一方で側面の透明感があるフレームも相まって、落ち着くべきところに落ち着いている感じもある。
エメラルドグリーン系のGreenはもう少しおとなしめ(もっとも十分に派手である)で、広いユーザーに人気が出そう。White/Blackはさらにシンプルになるので、こちらを選ぶのももちろんありだろう。なお、電源キーはボタンの周りの金属が無くなり、よりシンプルなデザインとなっている。