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四本淑三のダイエット・ギークス 第4回

ながらスマホは危ないのでやめましょう

Ingressダイエッター続出? でもそこには大きな落とし穴が

2014年10月11日 17時00分更新

文● 四本淑三

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避けられる危険と避けられない危険

 そのようなことから、誠に遺憾ながら、エージェントには警察の職務質問が絶えないようです。

 私はまだ職質にあったことはないですが、もし機会があれば「私は地球を危機から救っているのです」と、言ってみたいと思っています。むしろその方が詳細にゲームの内容を説明するより、放免されるまでの時間は短くて済むかもしれません。

 それに怪しげに見えるだけならまだいいですが、本当に危険なのは、延々とスマホを見ながら歩いてしまうことです。石につまずいて転ぶ、段差を踏み外して転ぶ、赤信号に気づかず横断しようとする。私はすべてやりました。

 生きてなんぼのダイエットと、いま自分に言い聞かせております。人間、どうせ死ねば質量もなくなるんです。ながらスマホは避けましょう。

 そうした危険は、気をつければ避けられます。しかし避けがたい危険は、ゲームとしてのシステムにあります。その一つは、簡単に面が割れてしまう可能性もあるということです。先に挙げたような所作でバレるだけではありません。

 加えてネットワークゲームですから、嫌なこともあります。いろいろ考えているうちに、面倒くさくなって、ゲームから心が離れていってしまうこともしばしば。次は、そこから話を始めましょう。



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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