このページの本文へ

個性的なデザインに高音質を詰め込んだ注目機種

生々しい声と自然な空間、「HD-DAC1」の秀逸な音を聴く

2014年10月11日 17時00分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

高級ケーブルとの組み合わせを想定、端子も余裕をもって配置

 背面端子を詳しく見ると、アナログ出力用のRCA端子の間隔が広く取られていることに気付く。端子の強度も十分に確保されているので、極太の高級ケーブルでも安心かつ快適に抜き差しできそうだ。目立たないところだが、脚(インシュレーター)も金属製のしっかりとしたつくり。音に影響に出る振動への対策など、要所要所に気を遣ったつくりになっていることが伺える。

アナログ出力は2系統。ともにRCAアンバランスだが、右側(VARIABLE)を使うと、プリアンプを入れずパワーアンプだけを直結した場合でもボリューム調整ができる。

フットはダイキャスト製で、コストをかけている印象。設置面にある緩衝材はガラスラックなどに設置した場合でもそれほど密着しないタイプ。

 本体のサイズは幅250×奥行き270×高さ90mm、重量5kg。片手で持つには厳しいぐらいの重量だが、単品コンポーネントとして本格的な性能を持ちつつ、比較的コンパクトで取り回しもしやすい部類に入る。

凝縮感のある内部

 内部はぐっと凝縮感がある印象。ネットワーク機能は持たないが回路構成はフルサイズのネットワークプレーヤー「NA8005」とほぼ同等とのこと。ヘッドフォンアンプ部はHDAM SA2を使ったディスクリート構成となる。パーツも厳選し、電源用に大型のEIトランスを内蔵し、各種カスタムパーツをおごっている。オーディオメーカーらしいこだわりの詳細は、9月の記者発表時にも記事にした(関連記事)。

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中