これまでCEATECのAV機器系の花形といえばテレビだったが、今回はCEATECがはじまる前からテレビ系の展示は少ないのではないか、と思っていた。ソニーが不参加なのと、東芝がほとんどテレビの展示を行なっていないためだ。
実際、従来ほどの盛り上がりはないものの、パナソニックとシャープのブースは見どころが多い。パナソニックは「4K」を前面に押し出し、テレビでけでなくレコーダーやデジタルカメラも展示していた。
一方のシャープは、4Kだけでなく8Kのディスプレーも参考展示。高精細な映像を確認でき、次世代のスーパーハイビジョンに向けて着々と開発を進めていることがうかがえる。
NHKのブースでは2016年の8K試験放送に向けて、8Kのハイブリッドキャストを参考展示。テレビ業界は早くも4Kから8Kに進みつつあるように感じた。
三菱電機も「REAL」の4Kテレビを展示。また、テレビのバックライトに使われるLED光源と、同社テレビのバックライトに採用されているレーザー光源の違いがわかる展示もあった。レーザー光源のほうがくっきり見える

この連載の記事
- 第8回 CEATEC会場で試せる最新スマートフォンをチェックする!
- 第7回 ウェアラブルデバイスが大人気! かなり気になる新技術
- 第6回 巨大卓球ロボから野菜まで、CEATECの多彩な展示
- 第5回 CEATEC 2014、タブレットの目玉はMEMS IGZOと手書き入力モデルだ
- 第4回 人工筋肉ヒンジや手首スマホが凄い、CEATECスマホブース
- 第3回 iPhoneでワイヤレスハイレゾ再生も!? オーディオ製品に注目!!
- 第1回 4Kだけじゃなく8Kテレビも! 「CEATEC JAPAN 2014」開幕
- この連載の一覧へ