NVIDIAは、「NVIDIA SHIELD」ブランドのゲーマー向けAndroidタブレット「SHIELDタブレット」および「SHIELDワイヤレス・コントローラー」を10月10日に発売する。価格はオープンだが、予想実売価格はそれぞれ4万~4万5000円前後、8000~9000円(ともに税抜)。なお、海外ではLTE搭載モデルもあるが、今回国内リリースされたのはWi-Fiモデルとなる。
SHIELDタブレットは、8型IPS液晶(1920×1080ドット)とAndroid 4.4を搭載し、CPUには同社の「Tegra K1」を採用している。Tegra K1はCortex-A15を4基搭載し、動作クロックは最大2.2GHz。内蔵GPUは192 NVIDIA CUDAコアのKeplerである。
NVIDIA製タブレットは、国内でも以前に「Tegra Note 7」がリリースされていたが、SHIELDタブレットはよりゲームを意識した内容だ。Android向けゲームはもちろん、Tegra K1のグラフィック性能に対応したゲームもプレイ可能。特にゲームエンジン「Unreal Engine 4」がTegra K1をサポートしており、デベロッパー側にも比較的容易にクロスプラットフォームのタイトルをリリースできる仕組みが存在する。
またGameStreamと呼ばれる、NVIDIA製GPU搭載PC(GeForce GTX 650以上)のゲーム画面を家庭内LANでストリーミング配信し、SHIELDタブレット側でプレイするという機能も用意されている。無線LAN接続では720p/60フレーム止まりとのことだが、SHIELDタブレットに有線LANアダプターなどを接続すれば、フルHD/60フレームの表示も可能になるとのこと。
SHIELDワイヤレス・コントローラーは、SHIELDタブレットとWi-Fi Directで接続することで、低レイテンシでの操作が可能になっている。最大4個の接続により、複数人プレイにも対応しているほか、SHIELDタブレットをHDMI経由でテレビに出力することで、据置型ゲーム機のような楽しみ方も可能。
ちなみにゲームパッドの下部の三角部分はタッチパッドになっており、ちょっとしたメニュー操作などでタブレット側に手を持っていく必要がないのが便利である。ヘッドフォンもゲームパッド側に接続できる。
「SHIELDタブレット」の主なスペック | |
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メーカー | NVIDIA |
ディスプレー | 8型IPS液晶 |
画面解像度 | 1920×1200ドット |
サイズ | 約221×126×9.2mm |
重量 | 約370g |
CPU | NVIDIA Tegra K1 2.2GHz (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 16GB |
外部メモリー | microSDXC(最大128GB) |
OS | Android 4.4 |
無線LAN | IEEE802.11ac (2.4/5GHz、MIMO対応) |
カメラ画素数 | リア:5メガ/イン:5メガ |