Jはジャパンであり、上質
Jコンセプトの“J”には、「ジャパン」の“J”と、こだわりをもつ「上質」の“J”という2つの意味を込めたという。
「Jコンセプトは、2年前から開発を進めてきたもの。家電に対する要望、不満を徹底的に聞き、日本の暮らしに合わせた使いやすい機能とこだわりのデザインを目指した」とする。
定量調査やグループインタビュー、家事実態調査などを通じて、約3万人の声に耳を傾け、さらに、商品企画に際しては、パナソニックOBにも参加してもらったという。
「商品企画に長けた、目利きの鋭いパナソニックのOBを選んだ。この方々は、いわばJコンセプトのターゲットになる層でもある。目利きの鋭い人と主婦の方々、そしてパナソニックが持つ技術、アイデアをミックスさせて、今回の製品を発売する」と語る。
発売するのは、足元の暖かさへの不満を解消するために、フォルムを一新し、約35℃の足元暖房を実現したエアコン「X/HXシリーズ」、掃除機が重いと掃除をするのが億劫になるという声に対して、本体質量が約2.0 kgと世界最軽量を実現した掃除機「MC-JP500G」、50歳以上の日本人女性の平均身長である152cmに合わせ、88cmの高さで野菜室を配置したローウェスト設計を採用。身体への負担を軽減した使いやすい冷蔵庫である。
また、日本の家に溶け込む、和のエッセンスを取り入れたシンプルで上質なデザインに統一した。
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