同じ赤でも細かい違いを再現し、コントラストは画素ごとに輝度調整
色補正・調整はDNPのカラーマッチング技術を使っている。またsRGBに対する平均色差ΔE(デルタE)が4未満で、「感覚的な印象としては、同じ色として判断される」という。プロジェクト技術担当の松村氏は「同じデータでも表示するディスプレーによって違う見え方がすると思うが、そのズレを修正するための機能。sRGBに対する平均色差ΔE4未満は、たとえば同じ赤でも細かい色の違いまで正確に表現できる」とのこと。
コントラスト調整は同一画面内の明暗を認識し、適切なコントラストにする技術を採用。「コントラスト調整は画素ごとの輝度値を調整しており、自然な画を表現できる。教育の現場では屋外で使うことがあると思うが、その場合でも見やすくなる」という。
販売は法人のみ、個人向けへの販売は未定
販売については現状は法人向けのみを予定。店頭や電子カタログなどの販促活動、教育の現場、さらに美術教育やワークショップなどを通じて普及させていくという。また、IROMIエンジンについては、チップをデジタルサイネージや電子黒板、ディスプレー用にカスタマイズして提供していく予定とした。
主なスペック | ||
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製品名 | FGAD | UY8A |
CPU | MT8127 Cortex-A7(最大1.3GHz) | MT8121 Cotex-A7(最大1.3GHz) |
メモリー | 1GB | 1GB |
ストレージ | 32GB | 32GB |
ディスプレー | 10.1型(1280×800ドット) | 8型(1024×768ドット) |
通信規格 | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 |
内蔵カメラ | 前面120万画素、背面500万画素 | 前面120万画素、背面500万画素 |
内蔵センサー | 加速度センサー、デジタルコンパス、GPS | 加速度センサー、デジタルコンパス、GPS |
インターフェース | microUSB、microHDMI、ヘッドフォン出力 | microUSB、ヘッドフォン出力 |
バッテリー駆動時間 | 約11.5時間 | 約8.0時間 |
サイズ/重量 | 約幅263×奥行き183.5×高さ9.85mm/約595g | 約幅140.6×奥行き200×高さ8.2mm/約350g |
OS | Android 4.4 | Android 4.4 |