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2015年2月から順次販売を開始

国内でもTechnicsが復活、欧州発表のR1とC700シリーズを投入

2014年09月29日 21時13分更新

文● ASCII.jp編集部

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記者会見では、Technics ブランド統括ディレクター 小川理子氏が壇上に上がり、新生Technicsの誕生を宣言した

 ドイツで開催された“IFA 2014”で復活ののろしを上げた“Technics”ブランド。欧州での12月販売開始(関連記事)に続き、国内でも正式に新製品の投入が発表となった。

 パナソニックは9月29日、Technicsブランドの新製品7モデルを国内投入すると発表した。リファレンス機「R1シリーズ」とプレミアム機「C700シリーズ」で、いずれも受注生産。2015年2月から順次販売を開始。CDプレーヤーのSL-C700のみ2015年3月に発売する。

Technicsの音響技術を集結したハイエンドオーディオシステム、R1シリーズ

R1シリーズ

  • SE-R1(ステレオパワーアンプ):158万円
  • SU-R1(ネットワークプレーヤー):83万8000円
  • SB-R1(スピーカーシステム):134万8000円(1本)

 SE-R1は、高精度なジッタ削減回路を搭載したフルデジタルアンプ「JENO Digital Engine」を搭載。プリアンプ機能を搭載したSU-R1との組み合わせでシンプルなオーディオシステムを構築できる。その伝送時には、「Technics Digital Link」と呼ばれる独自のインターフェースを使用。音声信号と音量調整情報を同時に受け渡すことで、伝送時のジッタ成分の混入を防げる。その後、パワーアンプ側でジッタ削減回路を通したのち、PWM変換の直前で音量調整する仕組みだ。デジタル信号は最大384kHz/32bitまで伝送できる。

 SE-R1のサイズは幅480×奥行き564×高さ239mmで、重量は約54kg。SU-R1のサイズは幅480×奥行き391×高さ118mmで重量は約17kg。

 SB-R1は、点音源、リニアフェーズ思想をベースとした、超広帯域低歪再生や、精微な音像定位、広大な音場再現を可能にする高剛性、軽量カーボングラファイト振動板ドームツイータの採用などの特徴を持つ。本体サイズは幅408×奥行き522×高さ1260mmで、重量は約76kg。

リファレンスのコンセプトを受け継ぐ、下位モデルのC700シリーズ

C700シリーズ

  • SU-C700(デジタルプリメインアンプ):15万8000円
  • ST-C700(ネットワークプレーヤー):13万8000円
  • SL-C700(CDプレーヤー):12万8000円
  • SB-C700(スピーカーシステム)が15万8000円

 C700シリーズは、上位のR1シリーズのコンセプトを受け継ぎつつ、より多くの人が楽しめる価格帯を狙ったモデル。

 ST-C700は、EthernetとUSB端子を備え、DLNAやUSB経由の音楽ファイル再生に対応したネットワークオーディオプレーヤー。上位機種同様“ジッターリムーバー”を装備。USB DAC利用時には384/32bitのPCM、5.6MHzのDSDの再生が可能。本体サイズは幅340×奥行き305×高さ88mmで、重量は約4kg。

 SL-C700は「High Res Re-master」と呼ばれる高域補完、アップサンプリング、ビット拡張機能を搭載。CD音源を最大176.4kHz/32bitに変換できる。DACはバーブラウンの「PCM1795」で高精度クロックなどを搭載。 本体サイズは幅340×奥行き306×高さ78mm、重量は約5.2kg。

 SU-C700は独自のフルデジタルアンプ「JENO Digital Engine」を搭載したステレオプリメインアンプ。出力は45W×2ch(8Ω)または70W×2ch(4Ω)。アナログメーターを使った過去のTechnicsプリメインアンプのデザインイメージを踏襲している。本体サイズは幅340×奥行き325×高さ132mm、重量は約8.3kg。

 SB-C700は、点音源・リニアフェーズ思想を凝縮した2ウェイの小型スピーカーで、音像定位に優れた新開発の「同軸平板2ウェイユニット」を搭載。100kHzを超える超高域再生にも対応する。再生周波数特性は40Hz~100kHz(-16dB)/45Hz~80kHz(-10dB)、インピーダンスは4Ω。本体サイズは幅220×奥行き286×高さ336mmで、重量は約8.5kg。

小川理子統括ディレクターがピアノを演奏し記者会見の冒頭では、ジャズのスタンダードナンバー「アイ・ガット・リズム」、終了時には「スマイル」を披露した

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