NTTドコモは同社開発のアプリ「しゃべってコンシェル」に音声認識システムを提供するフュートレック、翻訳ソフト業界最大手のシストラン(フランス企業。今年5月に韓国企業CSLiが買収)3社による合弁会社「みらい翻訳」を設立する。設立は今年10月で、資本金は9億9000万円を予定。
英語、中国語、韓国語を中心にした機械翻訳サービスを提供する。将来的にはベトナム語、タイ語、インドネシア語なども対象にする見通し。B2B、B2B2Cいずれも展開できる形でサービス・プログラムを開発する。
NTTドコモでは、独立行政法人情報通信研究機構の多言語翻訳エンジン、NTTの日本語解析処理に基づく機械翻訳技術を併用し、世界最高レベルの機械翻訳精度を目指すという。
調査会社コモンセンスアドバイザリーによれば世界の翻訳市場は2兆3500円規模。市場のグローバル化・多様化に伴い、翻訳ニーズは今後拡大傾向にあるとされている。なお、グーグル「Google翻訳」利用者数は昨年5月時点で1日あたり2億人を超えている。


