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アスキースマホ総研 第39回

実際に使って、ハッキリ見えてきたiPhone 6の魅力と機能

2014年09月26日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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ネットワーク対応も強化された
TD-LTEとキャリアアグリゲーションが強み

ドロイド iPhone 5s/5c、iPhone 6/6 Plusの違いという点ではLTEの対応周波数に差があります。iPhone 6/6 Plusは日本のユーザーにとっては、TD-LTEとキャリアアグリゲーションへの対応が大きいですね。

スピーディー ネットワークのテストについては、今後またさらに詳しくやる予定だけれども、前回簡単にテストした範囲だと、3キャリアともかなり高速で接戦と言ったところ?

簡易テストではauが比較的安定して、高速だったという印象

ドロイド au版なら「WiMAX 2+」、ソフトバンク版なら「SoftBank 4G」と使える周波数が単純に増えたのが大きいです。そこで下り最大150Mbps対応の高速な基地局数での争いというのも出てきました。auならキャリアアグリゲーションに先行して対応した優位さもあって、すでに1万局。年内に2万局の予定。ドコモもすでに2千数百局で年度内に7000局とのこと。

スピーディー とはいえ、各社ともネットワークが強化されて、一時期のようなパケ詰まりとかは体験しないんだよなあ。

カリー 今回新しくau版のiPhone 6 Plusを新規契約するまでは、ソフトバンク版のiPhone 5sで、通話から外出先のノートパソコン用のネット回線まで全部まかなってたんですよ。ところがソフトバンクでは、3日1GBの制限をついうっかり超えると、ほとんど通信できないレベルの規制がかかってたから……。auのiPhone 6 Plusでは利用時間が短いこともあって、そこまでの規制はまだ経験してないですね。それにテザリングでの利用を考えると、やっぱり速いに越したことはないです!

各社のAndroidスマホとiPhone 6で
利用可能なLTEの周波数

  ドコモ au ソフトバンク
iPhone 5s/5c iPhone 6/Plus iPhone 5s/5c iPhone 6/Plus iPhone 5s/5c iPhone 6/Plus
FD-
LTE
2.1GHz
(バンド1)
○(人口カバー率91%)
1.8GHz
(バンド3)
○(都市部中心) ○※1
900MHz
(バンド8)
△※2
800Hz
(バンド18)
◎(人口カバー率99%)
800Hz
(バンド19)
TD-
LTE
2.5GHz
(バンド41)
× ○※3 × ○※4

「○」は利用できる周波数。「◎」は利用でき、全国規模でエリアが構築されている周波数。「△」は端末は対応しているが、まだキャリアでの提供が始まっていない周波数。「×」はキャリアでは提供されているが、端末側が対応していない周波数。「―」はそもそもそのキャリアでは提供されていない周波数。
※1:ワイモバイル(旧イー・モバイル)のネットワークを利用
※2:極一部の地域でのみサービスを提供している。
※3:UQコミュニケーションズのネットワークを利用。
※4:WCPのネットワークを利用。

新しいiPhoneとiOS 8は
カメラがとにかく最高だ!

カリー iPhone 6の注目は個人的にはとにかくカメラ機能ですよ! 特に今回サポートされた240fpsの高画質な動画のスローモーション撮影が、すごく滑らかで面白いですよ。

スピーディー じゃあ行きますよー。

ドロイド スローモーション撮影自体はiOS 7やAndroidスマホでもすでにあった機能ですが、一部分をゆっくりにしただけで、普通の動画がなんか楽しくなりますね。

スピーディー スマホ総研の動画で誰が楽しんでくれるかは少々疑問だけど……。

カリー 編集もスライドで簡単にできます! インターバル撮影のタイムラプスもいろいろな使い方ができそうです。

縦線の間隔が広い部分がスローモーションで再生される部分。バーのスライドで位置を簡単に変えられる

スピーディー それからフォーカスしたい場所をタップすると、ボックス横に太陽のようなマークが出て、それを上下させると、露出補正ができるようになった。編集機能も充実している。「ライト」「カラー」「白黒」の3項目があって、それぞれ細かいメニューがある。SNSにアップするときも加工が簡単だよ。

撮影時に太陽のマークを上下に動かすことで露出を変えられるようになった

ドロイド iPhone 6 Plusは光学式手ぶれ補正機能のおかげか、暗い場所でも手ぶれが起きにくいし、そもそもiPhone 5sと比べると、暗所撮影時のノイズの差が結構大きい。カメラのためにiPhone 6やiPhone 6 Plusに乗り換えるのも有りだと思う。

左がiPhone 5sで、右がiPhone 6 Plusでそれぞれ撮影した写真の一部を切り出したもの。空の部分を見ても、明らかにノイズの量が異なる


(次ページでは、「iOS 8の便利機能 尻ポケ派? 前ポケ派?」)

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