「iOS 8」はすぐにアップデートがありそう?
iPhone 6、iPhone 6 Plusによる大型化に合わせ、iOS 8にはiOSシリーズ初となる機能がいくつか存在している。そのひとつが「簡易アクセス」で、ホームボタンを2回タップすると、画面が降りてくるというもの。これは2013年時点で似た機能をAndroid端末の多くが導入しており、特に目に新しいものではない。
機能としてはただ降りてくるだけであり、できた空間に対して下方向にスワイプで通知センターを呼び出すことも可能だが、ウィジェットの配置場所も含めて、正直なところ使いやすいとはいえない。挙動にしても不安な部分もあり、早い段階でアップデートがあるものと思われる。iOS 8自体は「ついに登場! 「iOS 8」ファーストインプレッション」でも触れたように、『「Mac OS X Yosemite」と「Apple Watch」が揃って初めて完成』というイメージもある。
簡易ランチャーとして使える
アクセシビリティ機能「Assistive Touch」
大画面での操作を快適にするために、「一般」→「アクセシビリティ」→「Assistive Touch」にあるサポート機能を使用するのがもっとも無難ではないだろうか。Siriを併用するのもありだが、街中でSiriさんに話しかけるのは、日本国内においては難易度は高めだ。筆者の場合だと、Assistive TouchとSiriを組み合わせて操作しずらい部分をおぎなったりしているが、手間が増えた印象しかない。
初めて手にしたときのインプレッションを大事に
駆け足でファーストインプレッションを進めてきたが、iPhone 6 Plusについては意見が大きく別れるのではないだろうか。すでに何度か触れているように、iPhone 6 Plusのサイズをビミョーに感じるかどうか、お肌に合うかどうかだ。
何らかのハードウェア購入にあたり、実際に手で触れる、操作するという行為は誰しもが行なうと思うが、初めて手にしたときの感覚に従うのがおそらく正解だ。
iPhone 6 Plusのサイズに疑問を感じたのなら、何かと自分を説得するよりは、iPhone 6を選んだほうが幸せ度は高くなる。
ただし、カメラ性能重視でというなら(サイズが気になったとしても)iPhone 6 Plusになるし、カバンに入れての運用が多いのなら、これもやはりiPhone 6 Plusになる。タブレットに近い利用法なら、iPhone 6 Plusがオススメだ。
しかし、片手だけで持ってその指で文字入力/操作をはじめ、手に持っての移動やポケットに入れる回数が多い、あるいはアウトドアユースが多いのであれば、iPhone 6といった具合になるだろうか。
見た目は同じでもiPhone 6とiPhone 6 Plusのユーザーエクスペリエンス、使用感は大きく異なる。スマホは、単にデジタルガジェットという範囲に収まらず、日用品といえる存在になっている。大画面だけにとらわれず、ふたつの新機種を選ぶようオススメしたい。
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