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白黒表示に強いDLP方式を採用し、軽量化も実現

キヤノンが低価格プロジェクターを拡大! 「LV-WX300」など4製品

2014年09月24日 13時00分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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輝度3000ルーメンの単板式DLPプロジェクター「LV-WX300」「LV-X300」

 キヤノンは9月24日、輝度3000ルーメンのDLPプロジェクター4製品を発表した。ポータブルタイプの「LV-WX300」「LV-X300」は9月末から、短焦点タイプの「LV-WX300ST」「LV-X300ST」は12月からの販売を予定している。

 これまでLCOS液晶を採用したハイエンドモデルのプロジェクターに注力してきた同社だが、発表した4製品は小ホールや会議室、教室などで利用される「輝度3000ルーメンで10万円前後」のボリュームゾーンを狙ったもの。今後はローエンドモデルのラインアップにも力を入れ、プロジェクター事業の本格的なシェア拡大を目指す。

 4モデルとも白黒のコントラスト比が高く、明るさとコストパフォーマンスに優れる単板式のDLP方式を採用する。カラーホイールは従来のW、R、G、Bの4色にC(シアン)、Y(イエロー)を加えた6色となり、中間色の彩度が増したより自然な色表現をうたう。またエアフィルターを清掃の必要がない機構に単純化し、メンテナンスやフィルター交換なしでの利用が可能になっているという。

レンズが異なる短焦点モデル「LV-WX300ST」「LV-X300ST」。LV-WX300STは約1.04m、LV-X300STは約1.23mの距離で100型の映像を投射可能だ

 輝度は4モデルとも3000ルーメンで、コントラスト比は2300:1。解像度は「WX」シリーズがWXGA(1280×800ドット)、「X」シリーズがXGA(1024×768ドット)となる。投射可能範囲は、ポータブルタイプのLV-WX300とLV-X300が60~150型、短焦点タイプのLV-WX300STとLV-X300STが70~120型だ。短焦点タイプの2モデルは100型の投射に必要な距離が約1メートル程度となるため、狭い会議室などでの利用に適している。

 ランプ寿命はポータブルタイプの2モデルが約5000時間(エコモードでは約6000時間)、短焦点タイプの2モデルが約4000時間(エコモードでは約6000時間)としている。また、ポータブルタイプは約2.5kg、短焦点タイプは約2.8kgと軽量なのも大きな特徴だ。

 サイズはLV-WX300とLV-X300が約幅282×奥行232×高さ114.5mm(突起物含む)、LV-WX300STとLV-X300STが約幅282×奥行267.5×高さ117.9mm(突起物含む)。価格は オープンプライス。実売価格はLV-WX300が10万円前後、LV-X300が7万5000円前後、LV-WX300STが11万円前後、LV-X300STが10万円前後となる見込み。

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