OSに大幅なカスタマイズはナシ
Android 4.0以降、あまり大きなOSカスタマイズは行なわれていない。それは京セラの場合も同様である。とくにホームはスタンダードで、機種変更しても戸惑わずに使えるだろう。独自機能に目を向けると、ダイレクトボタンの存在がある。本体側面にあるハードキーで、着信応答/終話だけでなく、アプリの割り当ても可能だ。
また、ロック画面には天気やジャイロのほか、気圧計/高度計も表示可能になっており、アウトドアな人向けの機能には妥協ナシのスタンスがうかがえる。
さて、OSの挙動だが、CPUは1.2GHz動作のクアッドコアなので、2014年のハイスペックモデルと比較すると速くもなければ遅くもないといった感じ。とはいえ、レスポンス待ちでイラっとすることは少ないので、酷使しないのであれば十分だと感じた。スペックの差を大きく感じるのはウェブブラウズ時だ。ASCII.jpのトップページが表示されきるまで、Wi-Fi環境下で約3秒。Xperia Z2などは1~2秒なので、機種変更前のスマホがハイエンドモデルだと、スペック不足感は否めない。このあたり、許容できるかどうかは個人差なので店頭でのチェックをオススメする。
(次ページでは、「カメラの性能をチェックする」)

この連載の記事
- 第254回 Kirin 9000搭載のハイスペックスマホ「HUAWEI Mate 40 Pro 5G」は不満点がほぼない
- 第253回 久々のHTCスマホは5G対応でミドルハイの「HTC U20 5G」
- 第252回 安価だけどメイン機として十分使える5Gスマホ「TCL 10 5G」
- 第251回 重戦車級の5Gラグドスマホ「OUKITEL WP10」がタフすぎる!
- 第250回 ディスプレーにカメラを埋め込んだZTE「AXON 20 5G」は使えるのか?
- 第249回 本体もケースもスリムになって2画面の魅力がアップした「LG VELVET」
- 第248回 ZTEの新スマホ「Axon 20 5G」のディスプレー内蔵カメラの実力をチェック!
- 第247回 使うほどに撮影が楽しくなる! 3眼フリップカメラ搭載の「ZenFone 7」
- 第246回 1画面と2画面で魅力が変わる5Gスマホ「LG VELVET」
- 第245回 ゲームにビデオ会議にマルチに活躍できる機能を持つ「arrows NX9 F-52A」
- 第244回 手のひらサイズのコンパクトモデル「Rakuten Hand」は意外と高性能
- この連載の一覧へ