このページの本文へ

スマホで始める「音楽アプリ部」 第57回

作曲にアクセント! iPadでリズムループ作りは「DrumJam」が簡単

2014年09月21日 14時00分更新

文● 藤村亮

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

音源のリズムループを変えるPartsモード

 各パーツのリズムループパターンを変更するには、画面最上段のPartsをタップし、Partsモードに切り替えます。

Partsモードではキットごとの豊富なパターンを組み合わせて、さらに個性的なビートを作れます

 Partsモードでは使用中キットの各パーツのリズムパターン選択が可能です。各パーツごとに15~20のリズムパターンが用意されており、パーツアイコンを左右にスライドでパターンを選択します。

 またパーツのロックおよびロック解除もできます。モニター上の配置でパーツの音量やPANを設定している際にモニターの枠外にパーツが出てしまうと、ループから外れてしまいます。それを防止するのがロック機能です。モニター左端の鍵のアイコンをタップすればパーツをロックできます。特にリズムパターンの1や20などの右端左端のパターンを選択する際に枠外に出てしまいがちなので、使用するパーツが決まったらロックをかけておくと扱いやすいと思います。

Filterモードを使いこなせばDJのような音に

 Mute/Soloモードでは各パーツのミュートやソロ使用の切り替えができ、ソロから徐々にパーツを増やしていくというような演出も簡単です。

Mute/Soloモードで各パーツの音色や質感もモニターすれば、より細かく把握できます

Filterモードで複雑なウネリを持った効果音的な音も簡単に作れます

 Filterモードはモニター左端から選択したパーツに 、Cutoff(音の明るさ)とRES(音のウネリのクセ)をコントロールするフィルタリングがかけられます。アタックのこもったモコモコした音からアタックの強いバチバチした音の連続可変や、音の伸び(サステイン)部分をうねらせてヒュンヒュン言わせる効果音のような音作りも可能です。

 ループキットと画面下のリズムパッドにそれぞれ独立したフィルターや、両方に同一のフィルターを掛けることもできます。設定はモニター下部の「LOOPS」「PADS」「BOTH」からです。BOTHにしてトラック全体にこもった音から明るい音に徐々にフィルターを開いていくような効果を掛けたり、LOOPSだけを極端にこもらせて低音を強調してみるといったような、DJミックス的な使い方をするとおもしろいです。

 画面上部の右端にはリズムループの音量を調整する「Loop Vol」や音程を上下する「Loop Pitch」、BPM(テンポ)、ループする小節数を2~8で設定する「Beats」、タップする速度でテンポを設定できるTAPのボタンが並んでいます。

 その下の矢印は左がリドゥ、右がアンドゥで、ちょっとしたセッティングのやり直しも可能。

(次ページでは、「パッドをいじってループにアクセントを」

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン