吉本興業とツイッターが提携し、タイムライン上での動画配信に乗り出す。18日、都内で開催されたデジタルマーケティングのカンファレンスイベント「ad:tech Tokyo 2014」のキーノートで、米ツイッターのグローバルブランドチーム責任者であるメリッサ・バーンズ氏らが発表した。
吉本興業は、ツイートに動画を直接埋め込んで配信できる「Twitter Amplify(アンプリファイ)」を活用。今後、同社が所有する動画コンテンツ約10万本、主催イベントや劇場のライブ動画などを配信する計画で、ユーザーの反応を見ながら新規コンテンツも制作していくという。
吉本興業グループに所属するタレントのTwitterフォロワー数はのべ2000万人以上。Twitter Amplifyは「プロモツイート」のターゲティング機能により、配信先のユーザーを興味関心などから拡張できる仕組みを持つため、数千万人規模のTwitterユーザーへのリーチが可能になる。
Twitter Amplifyは、海外ではリアルタイム性の高いキャンペーンと絡めた広告配信に広く使われている。この日のキーノートで、バーンズ氏はスポーツイベントでのAmplifyの活用例を紹介。FIFAワールドカップの試合中、本田圭佑選手のCM動画を配信したメルセデス・ベンツのキャンペーンを「日本中が熱狂する中にブランドを持ち込んだ、優れた成功事例」と紹介した。
