第2回 大作3Dゲームを一体型PCで! 「NEXTGEAR-ONE io500」

最強モデルのベンチマーク結果も紹介

23.6型「NEXTGEAR-ONE io500」は液晶も性能も詰め込んだ一体型PCだ

文●高橋量

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SSDのRAID構成で高速化と大容量を実現

 NEXTGEAR-ONE io500が採用しているCPUは、クアッドコアのCore i7-4700HQ。定格動作周波数は2.4GHzで、ターボ・ブースト利用時は最大3.4GHzで動作する。

タスクマネージャーの「パフォーマンス」によるCPUの稼働状況。4コア8スレッドで動作している

「CPU-Z」によるCore i7-4700HQの詳細情報

 グラフィックス機能については、GeForce GTX860M(2GB)を搭載している。本来はノート向けのGPUで、3D性能的にはハイミドルクラスといったところ。大作系3Dゲームでの快適な動作を期待できる。

「GPU-Z」によるCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600詳細情報。ネットや文書作成など、3D性能を必要としない日常的な作業ではこちらが利用される

GeForce GTX860Mの詳細情報。メモリー容量は2GBだ

 メモリーやストレージの容量は、モデルによって異なる。各モデルの構成については、以下の表をご覧いただきたい。マシンをストレスなく使うなら、8GBのメモリーと128GBのSSDを搭載した「シルバーモデル」以上を選びたいところ。購入時の追加オプションとしてパーツ構成をカスタマイズできるので、重視したいパーツを部分的に強化するのもアリだ。

各モデルのパーツ構成
ブロンズモデル ブロンズモデル カスタム シルバーモデル ゴールドモデル プラチナモデル プラチナモデル カスタム
メモリー 4GB 8GB 8GB 16GB 16GB 16GB
ストレージ 320GB HDD 500GB HDD 128GB mSATA SSD+1TB HDD 256GB SSD(128GB mSATA×2)+1TB HDD 2TB SSD(500GB mSATA×3+500GB SSD) 4TB SSD(1TB mSATA×3+1TB SSD)
タッチ機能 非対応 対応 対応 対応 対応 対応
光学ドライブ なし なし なし なし DVDスーパーマルチドライブ BDXL対応ブルーレイディスクドライブ

試用機の「プラチナモデル カスタム」には16GBのメモリーが搭載されていた

「CPU-Z」によるメモリーモジュールの情報。試用機ではキングストン社製のメモリーが使われていた

 少しでも高いパワーを求めるなら、4TBのSSDと16GBのメモリーを搭載した「プラチナモデル カスタム」をおすすめしたい。1TBのSSD4台をRAID 0で構成することで、超高速なアクセス速度と大容量を実現しているのだ。

IRST(インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー)の管理画面。1TBのSSDがRAID 0(ストライピング)で構成されていることがわかる

SSDはすべてサムスン製。mSATA接続の「840 EVO 1TB」3台とシリアルATA接続の「840 EVO 1TB」1台で構成されている

 RAID 0で構成されたストレージは容量が大きいのが魅力。複数の大作系ゲームをインストールしても、空き容量不足で悩むことはないだろう。さらにアクセス速度もアップすることを考えれば、RAID構成のメリットは大きい。

試用機のパーティション構成。Cドライブには3.62TBの容量が割り当てられていた

空き容量も3.59TBと十分すぎるサイズだ

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ「あらゆる作業を快適に行なえる驚異的なパフォーマンス」へ続く)