このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

2015年後半のSkylake世代のPCが見えた! ディスプレイも無線に!?

2014年09月17日 10時00分更新

文● 塩田紳二

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2015年のPCではパスワードレスのユーザー認証や
Natural UIが当たり前になる?

 2番目の要素となる「No Passwords」は、どうやら後述するインテルのRealsense 3Dカメラ技術と、パスワード管理ソフトウェアの組み合わせで実現されるものだと推測される(写真07#%nopass%#)。具体的な商品やデモもなかったが、Skylakeの標準プラットフォームには、この手のパスワード管理ソフトウェアが付属してくるのかもしれない。

No Passwordsというコンセプトについては詳細な説明はなかったが、RealSence 3Dカメラによる顔認識とパスワード管理ソフトの組み合わせを想定しているようだ

 3つめの「Natural User Interface」は、インテルがRealsenseと呼ぶ、センサーや3Dカメラ、音声認識、発声などのシステムを利用するもの。インテルは、Realsense 3Dカメラを開発、スマートフォンから2-in-1、デスクトップまで広くこれを普及させたい考えだ。

 Realsense 3Dカメラには、フロントカメラがF200、リアカメラ用にはR200とR100の合計3モデルがある。このうちF200とR200は、高性能なプロセッサを搭載したリアルタイム処理用で、AR(Augment Reality)などに利用できる。また、非リアルタイム処理用のリアカメラR100では、距離情報を埋め込んだ画像の撮影などが可能で、これを使うことで、あとから遠景のピントをずらして、いわゆる「ボケ」のある画像に変換することなどが可能になる。

 なお、Realsense技術には、加速度や方位センサーなどと併用する必要があり、さらに音声認識機能もRealsense技術には含まれており、インテルのいうNatural User Interfaceはジェスチャーや音声などさまざまなユーザーインターフェースを利用可能にするものとなるようだ。インテルは、開発者向けにRealsenseやセンサー用のSDKを提供するという。

Natural User Interfaceには、Realsense 3Dカメラのほかに、音声認識や発声機能が含まれている

RealSense 3Dカメラには3つの製品があり、All-in-Oneデスクトップからスマートフォンまでをカバーする

Skylake搭載PCが展示されているものの
実際に操作することは不可能だった

 Skylake搭載の2-in-1は、WiGigを搭載してリモートディスプレイが可能だったほか、底面にワイヤレス充電の機構が組み込まれていた。構造的には、LenovoのYogaと同じく、ヒンジの可動角度が大きく、キーボードをディスプレイの反対側にまで畳むことが可能なようだ。また、このため、いわゆるリアカメラは、キーボード手前のパームレスト側にあった。

 おそらく、このSkylake搭載2in1と思われるプロトタイプが、IDF会場内のrezenceブースに置いてあった。ただ、説明員はrezenceの担当者であり、ハードウェアの詳細については知識が無いようで、インテルのプロトタイプでrezenceの充電モジュールを本体底面に内蔵していることしかわからなかった。

展示スペースにあったSkylakeプロトタイプ。手前のカメラ部分などが同じなので、基調講演に使ったものと少なくとも同型のものと思われる

 もちろん、勝手に操作することもできず、Skylakeであるとの確認はとれなかったが、ステージ上では、Skylakeの2in1プロトタイプと思われるものでWiGigやrezenceのデモを行なっていたところからこれがSkylakeプロトタイプだと推測できる。

 このデザインが最終というわけでも、推奨というわけでもないだろうが、「こんな感じ」の2in1が2015年後半にSkylakeプロセッサを搭載して、米国のホリデーシーズン向けに出荷されるでのないかと思われる。

 なお、Skylakeプロセッサ自体の説明はなかったが、いくつかの機能追加があると言われている。少なくともSkylake世代は、マイクロアーキテクチャの拡張時期(インテルのTickTock戦略のTockに相当するタイミング)となるため、何らかの機能強化が行なわれるはずだ。

 たとえば、AVX命令のSIMD演算を512ビットに拡張(AVX-512と呼ばれる拡張機能)する可能性がある。直接インテルが言及したわけではないが、インテルは将来のプロセッサで搭載する予定の機能についていくつか情報を公開しており、早期のソフトウェア対応などを求めている。「Intel Architecture Instruction Set Extensions Programming Reference」(関連リンク)という文書には、過去には、今回発表されたCore Mに搭載されたプロセッサトレース機能などが含まれていた。

 現在のドキュメント(2014年7月版)には、いまだ搭載されていない機能として実行プログラム保護機能(MPX)や前述のAVX-512などの仕様がある。これらのいくつかがSkylakeに搭載されるはずだが、現時点ではどこまでがSkylakeで実装されるかははっきりしていないが、MPXについては、搭載される確率はかなり高いと言われている。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン