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フレームレスの衝撃!「AQUOS CRYSTAL」の開発者に聞く

2014年09月27日 15時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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クリスタルのようにエレガントで
シンプルなデザインを目指した

 プロダクトビジネス戦略本部 デザインセンター グローバルデザイン開発室 係長 プーレン・フィリップ氏はディスプレーデザインだけでなく、背面パネルにも工夫を凝らしていると語る。

プロダクトビジネス戦略本部 デザインセンター グローバルデザイン開発室 係長 プーレン・フィリップ氏

「カットの部分の光や影を可能な限り薄くして、エレガントでシンプルなデザインを目指しました。背面パネルは数多くのパターンがあったんですが、最終的にはこの未来感のあるドットパターンを採用しましたね。よく見ると、ドットの大きさが違うんですよ。穴の大きさと深さが違いますが、非常にバランスが取れています」

背面パネルにもこだわっている。ドットの配置など、ぱっと見ただけではわからない部分にも徹底的に手を入れた

 言われないと気付かないかもしれないが、そういう細部にも徹底的にこだわっているからこそ、美しいデザインにまとまったのだ。しかし、IGZO液晶をあえて使わなかったのはなぜか? そもそも、なぜガラスじゃなくてアクリルを採用したのだろうか? 再び前田氏に解説してもらった。

従来モデルでも細かった周囲のフレームが、さらに細くなってフレームレス状態に。果たしてこれ以上フレームを細くできるのだろうか?

「これ以上細いフレームは……できなくはないでしょうけど、まだ先の話ですね」と、前田氏

「もちろんIGZOでもできなくはないんですが……。このスマホをタイムリーに発売するには? と考えたとき、IGZOではなく、ノウハウの蓄積があるCGシリコン液晶のほうがいいだろうという結論になりました。また、アクリルを採用した理由ですが、ガラスのほうが成形が難しいのと、パネルを見たときの美しさが実現できなかったからです。このディスプレーを見たときの美しさや感動を再現するにはアクリルが最適だったのです」

 擦り傷にも強く、強度も問題無いアクリルを採用したとのこと。ディスプレーやデザインは文句ナシだが、ガジェット好きにとっては、控えめなスペックが気になるところだ。防水やおサイフケータイ機能も搭載されていない。澤近氏に聞いた。

「どこまで機能を詰め込むかはずっと協議していました。しかし、この製品のウリとしてフレームレスを前面に押していこうと思っていたので、まずはそこを優先で。合わない機能はそぎ落として、お客様がお求めやすい価格になるようにしました。もちろん、ハイスペックのものが欲しいという声もありますから、そのためにAQUOS CRYSTAL Xも年末くらいにリリースする予定です」

日本でおなじみの機能が入っていないことについては、フレームレスを押し出していくためにあえて外したという


(次ページでは、「アメリカ・Sprint社向けに売る意義」)

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