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マイクロソフト・トゥディ 第110回

価格1万円強、低価格Win 8.1タブで攻める東芝・マイクロソフト

2014年09月12日 19時00分更新

文● 大河原克行

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物理的なWindowsロゴボタンがない

 またEncore Miniでは、Windowsタブレットのディスプレー下部に置かれているWindowsロゴボタンがない。これまでにもそうした製品はあったが、その場合には、側面にボタンが用意されているのが通常だ。これはマイクロソフトが、メーカーが製品化する際に遵守しなくてはならないレギュレーションのひとつで、必ずWindowsロゴボタンかその役割を示すボタンを物理的に用意しなくてはならなかった。

Encore Miniでは、Windowsタブレットのディスプレー下部に置かれているWindowsロゴボタンがない

 だが、Encore Miniにはそれがまったくないのだ。つまり、デスクトップからモダンUIに移行する際には、チャームを出して、そこからWindowsロゴをタップするという操作を行なうことになる。

 これも、マイクロソフトとの共同開発だからこそ成しえたものであり、もちろん低価格化に寄与している。

 そしてOSは、マイクロソフトが展開するWindows 8.1 with Bingプログラムを採用。無償でWindowsが提供されることになる。これも低価格化を実現する要素のひとつだ。

天面および底面

左右側面

マイクロソフトの重要なテーマ

 タブレット分野での巻き返しは、マイクロソフトにとって重要なテーマ。Android陣営に比べて価格が高いといわれていたWindowsタブレットのコストの大幅な見直しは、Android対抗には不可欠な取り組みだ。

 今後、こうした低価格Windowsタブレットが続々と登場してくるはずだ。この分野でのシェア拡大を目指すマイクロソフトの本気ぶりが伝わってくる製品だといえよう。Encore Miniの日本上陸が待ち遠しい。


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