Office付きでコストパフォーマンスは高い
今回「10P1100T-AT-FE」を試用して感じたのは、メモリーが2GBでも十分「使える」タブレットであるということだ。複数のアプリを同時に使うには少々厳しいが、メールや文書を手早く確認、修正する程度ならまったく問題はない。タブレットという形状を活かし、いつでもどこでも手軽に作業を行なうためのサブマシンとして利用するといいだろう。もちろん、初心者向けのメインマシンとしても十分な価値はある。
ちなみにAtom Z3775D（1.49GHz）を搭載する別モデル「10P1100T-AT-FS」なら、価格も少々上がるがカバーとしても使えるキーボードが付属する。キーボードも一緒に持ち運ぶのであれば、こちらを選ぶのも手だろう。
9月中旬発売予定の「10P1100T-AT-FS」に付属するキーボード。カバーの一部を折り曲げることで、ディスプレーを立てて使える。キーピッチは実測で約17mmと小ぶりだが、打ち心地は悪くない
これだけ使えるタブレットでありながら、「10P1100T-AT-FE」の直販価格が4万3179円というのは驚きだ。さらに「Office Home and Business 2013」をプリインストールしていることを考えれば、激安だといえる。同じソフトを他社製品でプリインストールすると2万5000円前後かかるため、Office環境を手に入れるために購入するのもアリだろう。まさに「10P1100T-AT-FE」は、コストパフォーマンス抜群のお買い得タブレットなのだ。
| 主なスペック | |
|---|---|
| 機種名 | 10P1100T-AT-FE |
| CPU | Atom Z3745D（1.33GHz） |
| メモリー | 2GB |
| ストレージ | 64GB eMMC |
| ディスプレー | 10.1型（1280×800ドット、IPS液晶、10点マルチタッチ対応） |
| グラフィックス | インテル HD グラフィックス |
| 光学ドライブ | なし |
| 無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 |
| インターフェース | USB 3.0×1、Micro HDMI×1、充電用microUSB、microSD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドフォン出力 |
| Webカメラ | フロント100万画素、リア100万画素 |
| OS | Windows 8.1 with Bing Update（32bit） |
| バッテリー駆動時間 | 約6時間40分（JEITA 2.0） |
| サイズ／重量 | 約幅258×奥行173.2×高さ10.8mm／約670g |
