日本最大級のクラウドソーシングサービスを運営するランサーズは、「地方企業のクラウドソーシング活用事例 ~クラウド(集合知)を活かす技~」と題したセミナーを19日に開催する。岐阜県とともに主催し、クラウドソーシングを活用した ビジネスモデルの創出を目指す。
いま、クラウドソーシングが注目を集めている。クラウドソーシングとは、インターネットを通じて不特定多数の人と仕事を依頼できるサービス。時間や場所に左右されることなく、仕事を受発注できるのが大きな特徴だ。

たとえば、実務経験を積み、スキルを身につけているにもかかわらず、結婚や出産、子育てなどで離職を余儀なくされた女性が、その合間をぬって仕事を請け負うといったケースも増えている。国内クラウドソーシングの市場規模は、2013年に246億円になり、5年後の18年には8倍の1800億円にまで拡大すると見込まれている。

今回のセミナーが岐阜県で開催される背景には、地域間に生じる人材の過不足をクラウドソーシングで補うという側面も見られる。地方の企業が、全国各地に点在する優秀な人材を事業に活用することで大きな発展を目指そうというわけだ。
