いま注目のスタートアップ経営者自身が、自社の事業を数分以内に紹介する。トランスリミットは今年4月創業、海外展開が強みのゲーム系スタートアップ。従業員数は8名、高場大樹代表はサイバーエージェント出身。

日本から世界で戦えるグローバルプロダクトを作っている。会社はサイバーエージェントのスピンアウトかと思うくらい、元サイバーエージェントの社員がたくさんいる。
主力製品はゲームアプリ「ブレインウォーズ」で、現在累計200万ダウンロード。6言語に対応した、対戦型の脳トレゲーム。直感的な14種類のミニゲームがある。「脳」で戦うので言語や知識に依存しない。ビジネスモデルはシンプルで、ゲーム内課金と広告収入。
米国のApp Storeで「ベスト新着ゲーム」に選ばれ、ゲームカテゴリーで1位、総合無料で2位を獲得した。ちなみに総合1位はFacebookだった。ダウンロードの海外比率が95%で、うち米国が49%。日本はわずか5%程度。中国でなぜか五ツ星を獲得している。
二コニコ生放送で実況プレイもされている。「パズドラ以上のハマりよう」「電車の乗り換えができない」という感想も。今後は対戦だけではなく1人遊びモードも追加予定。10月上旬にAndroid版、10月中旬に資金調達完了を公表し、11月上旬にメジャーアップデートの予定。
日本のソーシャルゲームは日本人しかプレイできなかった。日本市場では3000万ダウンロードが上限だが、世界展開しているアングリーバードは数億ダウンロード。世界で戦えるグローバルプロダクトを作りたい。
(語り=トランスリミット 高場大樹代表)
Brain Wars コンセプトムービー |
収録:スタートアッププレスファーストイベント(2014年8月26日)

この連載の記事
- 日本人の繊細な「味覚」センサーにして世界展開 味博士ベンチャーAISSY=モーニングピッチ
- 国産オーダースーツが中国の量産品と同じ価格に出来る理由
- 世界の女性が3000万ダウンロード「自分だけのツイッター」
- 月間5億PV「美人時計」の知られざるビジネスモデル
- 1時間2500円で夫婦ゲンカ解消 クラウド家事代行「CaSy」:モーニングピッチ
- 営業マンの日報に部長が「いいね!」できるサービス「gamba!」:ベンチャーピッチ
- iPS細胞で心臓移植に代わる次世代医療を=バイオベンチャー「iHeart Japan」:モーニングピッチ
- 人工知能なし、音声認識なし──逆転の「人力ロボット」がなぜ必要なのか オリィ研究所「OriHime」=モーニングピッチ
- イケメン店員にキュンとして自分が女性であることを思い出すウェブサービス
- グーグル月面レース 日本企業「はやぶさ」技術で勝負
- この連載の一覧へ