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IDFの基調講演でインテルの次期CPUコアやワイヤレス技術が公開

2014年09月11日 10時00分更新

文● 塩田紳二

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ワイヤレス充電とワイヤレスディスプレイも目玉の1つ

 このほか、クライアントPC向けの技術としては、「ワイヤレス充電」「ワイヤレスディスプレイ」のデモが行なわれた。「ワイヤレス給電」はクアルコムが提唱し、Alliance for Wireless Power(A4WP)が標準化を行なう「Rezence」と呼ばれる方式のもの。インテルのほかサムソンやブロードコム、クアルコム社などがA4WPの幹事会社を務め、富士通やソニー、パナソニックなど多くのPCメーカーが団体に参加している。

天板の下にRezenceワイヤレス給電装置が組み込まれている。これは、受電可能な場所でLEDを光らせた様子。左側のSkylakeマシンはRezenceワイヤレス給電対応だという

 ワイヤレスディスプレイは、7Gbpsと高速な無線インターフェースであるWiGigを使うもの。WiGigは60GHz帯という非常に高い周波数を使い、指向性を制御することで短距離での高速通信を可能にする。2009年に最初の仕様が発表され、現在デバイスなどが開発中だ。

60GHzの周波数を使う7GbpsのWiGigによるワイヤレスディスプレイのデモ

 インテルは、クライアントPCのユーザー経験を向上させる要素として「配線なし(No Wires)」「パスワードなし(No Passwords)」「ナチュラルUI(Natural User Intrerfaces)」を提唱、「配線なし」のデモとして、ワイヤレス充電とワイヤレスディスプレイを見せた。また、ナチュラルUIでは、インテルのRealSenseについては、ソフトウェア担当のDoug Fisher氏がデモを行い、RealSense SDKやContext Sensing SDKを使ったアプリケーションを見せた。

インテルは、クライアントマシンでのユーザー経験を向上させる要素として「No Wires」「No Passwords」「Natural UI」の3つを提唱した

Realsense SDKやセンサーからの情報を利用するためのContext Sensing SDKを提供するという

インテルのSDKを使ったサンプルアプリケーション。内蔵カメラで箱を撮すと縦横のサイズを推測する

最後にはデルのマイケル・デル氏が登場。6mmの薄型タブレットVenue 8をアピールした


公開当初、コードネームに間違いがありました。お詫びして修正いたします。(9/11 12:30)

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