ワイヤレス充電とワイヤレスディスプレイも目玉の1つ
このほか、クライアントPC向けの技術としては、「ワイヤレス充電」「ワイヤレスディスプレイ」のデモが行なわれた。「ワイヤレス給電」はクアルコムが提唱し、Alliance for Wireless Power(A4WP)が標準化を行なう「Rezence」と呼ばれる方式のもの。インテルのほかサムソンやブロードコム、クアルコム社などがA4WPの幹事会社を務め、富士通やソニー、パナソニックなど多くのPCメーカーが団体に参加している。
ワイヤレスディスプレイは、7Gbpsと高速な無線インターフェースであるWiGigを使うもの。WiGigは60GHz帯という非常に高い周波数を使い、指向性を制御することで短距離での高速通信を可能にする。2009年に最初の仕様が発表され、現在デバイスなどが開発中だ。
インテルは、クライアントPCのユーザー経験を向上させる要素として「配線なし(No Wires)」「パスワードなし(No Passwords)」「ナチュラルUI(Natural User Intrerfaces)」を提唱、「配線なし」のデモとして、ワイヤレス充電とワイヤレスディスプレイを見せた。また、ナチュラルUIでは、インテルのRealSenseについては、ソフトウェア担当のDoug Fisher氏がデモを行い、RealSense SDKやContext Sensing SDKを使ったアプリケーションを見せた。
公開当初、コードネームに間違いがありました。お詫びして修正いたします。(9/11 12:30)