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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第50回

絶対活用すべし! iOS標準の「リマインダー」を徹底解説

2014年09月12日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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詳細設定が面倒なら時間指定一覧から登録

 すぐに処理する予定のTODOとして登録する際、いちいち詳細画面を開いてアラーム日時を設定するのは面倒。そんな時は、「時間指定」の一覧から登録すればいい。

 メイン画面の右上にある時計アイコンをタップすると、「時間指定」の画面が開く。アラームの時間を設定した項目が一覧表示されるのだが、ここで空白の部分をタップして項目を作成すればいい。すると、次の●時丁度にアラームが出るようになる。たとえば、16時20分に登録すれば、17時にアラームがセットされる。

メイン画面の時計アイコンをタップして「時間指定」画面を開く

空白部分をタップして項目を入力すると、自動的に1時間以内のアラームがセットされる

鍵の閉め忘れもチェックできる場所指定機能

 物忘れをしやすい人にお勧めなのが、「指定場所で通知」機能。指定場所から出たとき、もしくは到着した時に通知してくれるのだ。設定次第で、いろいろな活用法が考えられる。自宅を設定して「出発時」を選べば、100メートル離れた時に「鍵締めた? 火消した?」というアラームが出て、出先で焦ることがなくなる。出勤時に利用する駅を設定して「到着時」を選べば、メールやゲームに夢中になっていても乗り過ごさずに済む。

詳細設定画面で「指定場所で通知」をオンにする

「場所」をタップする

登録済みの場所を選んだり、検索して場所を設定。黒丸を動かして、検知エリアを決める。最低半径は100メートルだ

家から100メートル離れるとアラームが出る

降りる駅が近づいたら教えてくれる

思い立ったら口述登録!Siriと連携する技

 Siriに話しかけることで、リマインダーを登録することも可能。標準アプリの大きなメリットだ。「~をリマインド」「~を覚えて」「覚えて、~」と話しかければいい。以前は言葉によって登録方法が異なったが、今は同じなので、好きなフレーズを使えばいい。登録パターンはいくつかあるので、まずは試してみよう。もちろん、アラーム日時を設定せず、単に項目だけを登録することも可能だ。

Siriを起動し、「明日の午後7時にリマインド」と話すと内容を聞いてくる。その言葉がタイトルに設定され、確認されるので「はい」と答えれば、登録される

「会場の予約を覚えて」と話すとリマインダーを作成します、と確認される。そのまま「明後日」と話すと、日時が設定されるので、確定すれば完了

「覚えて、トイレットペーパーを買う」と話し、確認されたら「だめ」と返答。「時刻を変更」と話すとアラーム日時を尋ねられるので、「明日の14時」と答えて登録完了

 以上が、標準搭載の神アプリ「リマインダー」の説明書となる。TODOを管理できるだけでなく、アラームにも対応。GPSを利用した場所でのリマインドは活用幅が広い。Siriでの音声登録もできるので、普段使いも楽々。ぜひ、活用していただきたい。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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