カメラを重視するなら光学式の手ぶれ補正も欲しいところ
そしてバッテリー容量も大きく違う
もっとも両方とも新たなパネル「Retina HD Display」になり、コントラスト比が改善されていたり、「デュアルドメインピクセル」という新技術が採用され、視野角が広がったりしているので、iPhone 6を選んでも「全然変わらないじゃん」と感じることはなさそうですが、1インチあたり75ppiの差はやはり大きいと思います。326ppiのRetinaディスプレーも、iPhone 4に搭載されて出たときはその綺麗さに驚きましたが、今やAndroidでは5型超でフルHDと、326ppiのRetinaディスプレーよりずっと高精細なパネルを搭載しているモデルも珍しくありません。
また、ジャイロセンサーを利用した光学式の手ぶれ補正機能が使えるのもiPhone 6 Plusのみ。そしてバッテリー容量の違いも大きいですね。連続待ち受け時間はiPhone 6 Plusは384時間、iPhone 6は250時間です。いかにもオーディオビジュアル用途に向きそうな要素の多さ、新しさを感じられそうな要素の多さで見ると、どうしてもiPhone 6 Plusに分があるような気がします。
使い慣れたサイズ感をとるか、より多くの新しさをとって大きめのサイズに慣れるか……iPhone 5sとiPhone 5cのときは、「新しいのはこれ!」「かわいいのはこれ!」と明確でしたが、今回はiPad AirとiPad mini Retinaのときにも似た、非常に悩ましい2択になっています。なので、iPhone 5sとiPhone 5cのように「どういう人はどう」とはっきり決めるのは難しいと思います。それでも無理矢理結論として出すなら、大きささえOKなら、そしてAV系機能、タブレット的な使い方の頻用が予想される場合にはiPhone 6 Plusの方がいいということになるでしょうか。
ASCII.jp編集部内で「どっち買いますか?」と聞いてまわってみても、「大きいの最高でしょ! 迷わずiPhone 6 Plus」という人も入れば、「俺的に今の4型でも少し大きいくらいなんだよね。だからPlusはない」「4.7型なら、5.5型でもそんなに差がない気がするから、Plusかなあ」「Plusはポケットへの収まりが悪そうだからちょっと……でもフルHDは捨てがたい」など、前回は9割程度が「iPhone 5sにする」と答えていたのに、今回はかなり意見が割れている印象です。A8&M8チップの搭載、NFCへの対応、IEEE 802.11acへの対応など、主な仕様は共通なだけに、余計に迷ってしまうのかもしれません。
イマイチ「こっちにしたらいいよ!」とすっきり言えずに恐縮ですが、実際のところ5.5型という大きさをどう感じるかによると思います。iPhone 6 Plusの大きさについてはこちらの記事も参考にしてください。
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