デジイチだけど小さく、軽い
キヤノン「EOS Kiss X7」
キヤノンのデジイチエントリーモデルで、発売は2013年4月だがれっきとした現行モデル。18-55mm F3.5-5.6と55-250mm F4-5.6のレンズが付属する「ダブルズームキット」が7万円台で購入できる。
APS-Cサイズのセンサーを採用し、有効画素数は1800万画素。AFセンサーは9点。ライブビュー撮影ではコントラスト検出方式と撮像素子面に埋め込んだセンサー位相差検出センサーを併用するハイブリッド型に切り替わり、タッチ操作でピント位置の指定が可能。連写速度は秒間4コマとなる。
本体サイズは幅116.8×奥行69.4×高さ90.7mmで、デジイチとしてはかなり小さい部類に入る。バッテリーとメディア込みの重量は約407gだ。
なお、本機は本特集の第1回で紹介しており、感度別撮影サンプルもそちらに掲載しているのでここでは省略する。
EOSの中核をなすミドルレンジ一眼レフ
キヤノン「EOS 70D」
2013年9月に発売された、デジイチEOSシリーズのミドルレンジモデル。2桁シリーズの中核に位置するが、それまでのシリーズよりも全体的に機能がワンランクアップしている。
例えば、光学ファインダー撮影時の位相差AFセンサーは上位モデル「EOS 7D」と同じく19点で、ライブビュー時にはすべての画素に撮影用の素子と位相差AFセンサーを埋め込んだ「デュアルピクセルCMOS」を採用、ライブビュー時にも画面内全体でAFが可能だ。
センサーサイズはKiss X7と同じAPS-Cだが、有効画素数は2020万画素とこちらのほうが高い。連写速度は秒間7コマと、こちらもKiss X7より多い。
18-55mm F3.5-5.6と55-250mm F4-5.6のレンズが付属する「ダブルズームキット」が12万円代中盤で購入できる。
本体サイズは幅139×奥行78.5×高さ104.3mmで、ミドルレンジモデルとしては意外に小型。バッテリーとメディア込みの重量は755gとなる。
感度別撮影サンプル
撮影サンプルを確認すると、ノイズはISO 1600あたりから徐々に目立ちはじめる。ISO 12800を超えるとディテールに影響しはじめるが、全体に偽色は少なく、かなり良好だ。ISO 1600くらいまでは普通に使っても問題ないレベルである。
(次ページに続く、「ミラーレス一眼 vs デジイチ
追従連写対決!」)
この連載の記事
-
第2回
デジカメ
料理を撮るなら……コンデジ or 一眼+マクロレンズ!? -
第1回
デジカメ
月をキレイに撮るなら……50倍超コンデジ or APS-C一眼レフ!? -
デジカメ
秋の風景を撮るのに適したデジカメはコレだ! - この連載の一覧へ