サイバーエージェントの連結子会社であるCyberZは9日、スマホゲームに特化したプレイ動画共有サービス「OPENREC」(オープンレック)SDKを提供開始した。
広告主が「OPENREC」のSDK(iOS/Android対応)をアプリへ導入することで、ユーザーは簡単にゲームプレイ中の画面を録画・編集し、ソーシャルメディアへアップロードすることができるようになる。
また、大きな特徴として、同社のスマホ広告ソリューションツール「Force Operation X」を活用すれば、アクセス解析が行える。「OPENREC」内でプレイ動画を視聴したユーザーのアプリインストール数をはじめ、課金・会員登録などユーザーのアクション累積(LTV=Life Time Value)、さらに継続率なども把握できる。
同社が行ったアンケート調査によると、ゲーム動画の視聴経験があるスマホゲームユーザーのうち、視聴頻度が「1日1回以上」の割合は約5割。ゲーム動画を視聴直後に対象ゲームをインストールした経験があるユーザーは過半数となった。
ほかにもプレイ動画共有に着目している企業は多い。たとえば、家庭用据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PlayStation) 4(PS4)」は、ゲームプレイ画面の動画投稿やライブ配信をはじめとしたSNSとの連携機能を搭載。それが人気の1つとなる世界の累計販売台数をPlayStation史上最速のペースで伸ばしている。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は、モバイルゲーム動画共有プラットフォーム「Kamcord(カムコード)」を開発・運営している米カムコードに対して出資。任天堂は、ユーザーのプレイ動画投稿にアフィリエイトを導入し、プレイ動画の投稿を促進している。ゲームのヒットにはプレイ動画投稿が欠かせなくなりそうだ。