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秋の風景を撮るのに適したデジカメはコレだ! 第2回

料理を撮るなら……コンデジ or 一眼+マクロレンズ!?

2014年09月10日 17時00分更新

文● 周防克弥

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3台のコンデジで料理を撮り比べてみた!

 ここまでで紹介したコンデジで、実際に料理を撮ってみた。撮影条件は、外光があたる窓際で自然光で撮影したパターンと、室内で白熱灯で撮影したパターンの2種類だ。

 撮影モードはカメラの認識機能を使わないフルオートのモードと、シーン選択可能な場合には「料理」を選択している。シーン認識機能だと料理モードに切り替わってシーンモードとの差が出なくなる可能性があるためだ。なお、露出補正はしないでオートそのままの露出で撮影している。

ニコン「COOLPIX P340」室内で白熱灯での撮影

オート

オート

料理モード

料理モード

 白熱灯下では、オートのままだとホワイトバランスをいい感じに補正してくれる。料理モードにするとホワイトバランスがアンバー寄りに傾く。料理は色温度の高いブルー系の光よりは低めのアンバー系のほうが美味しそうに見えるので、赤みの強い補正がかかっているようだ。

ニコン「COOLPIX P340」自然光での撮影

オート

オート

料理モード

料理モード

 屋外の自然光下では色温度の調整がもっとはっきりとしている。パスタの色が変わって見えるほどだ。だが、どちらが美味しそうかといえば、やはりアンバー系のほうだ。

 なお、本機の場合は料理モードでアンバー系とブルー系の色補正が行なえる。

ブルー系に補正をすることで色としては自然な発色にもって行ける

ブルー系に補正をすることで色としては自然な発色にもって行ける

元々赤みが強いが、さらにアンバー系に補正。まさに室内というイメージにはなる

元々赤みが強いが、さらにアンバー系に補正。まさに室内というイメージにはなる

 ブルー系とアンバー系への補正はレンズ付け根のコントロールリングで行なえる。上の2枚はそれぞれの方向へ目一杯補正した状態なので効果が強いが、調整はモニターを見ながら細かくできる。

ソニー「サイバーショット DSC-WX350」室内で白熱灯での撮影

オート

オート

料理モード

料理モード

 白熱灯下においてホワイトバランスの調整はあまり変化はないが、明るさの調整が行なわれているようで、料理モードを選んだほうが明るくなっている。

ソニー「サイバーショット DSC-WX350」自然光での撮影

オート

オート

料理モード

料理モード

 自然光下でもホワイトバランスの変化は感じないが、明るさが補正されている。ただし室内での撮影サンプルではISO感度が1/3ほど上がっていたが、こちらは露出の変化はない。つまり露出調整ではなく画像処理をしているようだ。

 特に明記されてはいないが、画像処理エンジン「BIONZ X」を採用する同社のミラーレス一眼では「Dレンジオプティマイザー」と呼ばれる補正機能があるので、内部的には同じような処理をしているのかもしれない。

(次ページに続く、「キヤノン IXY 130の撮影サンプル」)

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