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Google、スマホ向けサイトのリダイレクト推奨を 302 から 301 へ再び変更

2014年09月09日 03時26分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは2014年8月26日、サイト運営者及び開発者向けに公開しているドキュメント「Changing configuration on smartphone websites」(日本語版はスマートフォン サイトの移行ガイドライン)において、リダイレクトに利用する種類を 302 から 301 に変更した。

例えばデスクトップPC版サイトは別個のサイトとして構築したスマホ向けサイトを、レスポンシブウェブデザインに変更する時や、逆にレスポンシブウェブデザインで構築していたサイトをデスクトップPC版とスマホ版に分離するときに、それぞれスマホからデスクトップ向けPCへのリダイレクト、あるいはスマホ向けサイト間のリダイレクトを設定して、ユーザーが本来到達したかったウェブサイトへ誘導すると共に検索エンジンに正しくサイト構造を伝達する必要がある。

Googleは昨年末、ドキュメントを修正してスマホ向けサイトのリダイレクトには 302 リダイレクトを推奨する趣旨の記述に変更したものの、なぜ(ほぼ全てのケースで 301リダイレクトで事足りるのに)スマホ向けのみ 302リダイレクトと明示しているのかについて理由が示されていなかった。

302リダイレクトと明記されていたことに一部のSEO専門家が疑問を持っていたのは次のような理由からだ。SEOや検索エンジンへの対応を検討した場合、302 リダイレクトを明示的に選択しなければならないケースは存在しない、つまり転送を必要とするなら 301 を選択しておけば間違いがない。にもかかわらず、なぜスマホ向けにおいて、わざわざ 302 リダイレクトを選択しなければならないのか -- この点が謎だったわけだ。

しかし今回のドキュメント更新により 301 または 302 による転送と修正されたことにより、サイト運営者は URL間で転送が必要になった時は転送種類を悩むことなく 301 にすればよく、手順をシンプルにすることが可能となった。

Changing configuration on smartphone websites
https://developers.google.com/webmasters/smartphone-sites/change-configuration

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