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秋の風景を撮るのに適したデジカメはコレだ! 第1回

月をキレイに撮るなら……50倍超コンデジ or APS-C一眼レフ!?

2014年09月09日 12時00分更新

文● 周防克弥

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1440mmまで撮影可能な光学60倍ズーム
ニコン「COOLPIX P600」

一眼レフ風なスタイルとなるニコン「COOLPIX P600」

一眼レフ風なスタイルとなるニコン「COOLPIX P600」

 光学ズームはLUMIX FZ70と同じく60倍で、35mm判換算で約24mmから1440mmまでに相当する本機。最短撮影距離は広角側でレンズ前1cmまで望遠側では2mになる。広角側が24mmと一般的なコンデジよりは広く汎用性は高い。また望遠側の1440mmはかなりの超望遠撮影が可能だ。

 発売は2014年2月で半年程度経っており、おおよそ3万4000円前後で購入可能。本体サイズは幅125×奥行106.5×高さ85mm、メディアとバッテリー込みの重量は約565g。

EVFは約20万画素で、背面モニターは3型(約92万画素)となる。右上のダイヤルと十字キーを兼ねたロータリーダイヤルでマニュアル操作を行なえる

EVFは約20万画素で、背面モニターは3型(約92万画素)となる。右上のダイヤルと十字キーを兼ねたロータリーダイヤルでマニュアル操作を行なえる

左が望遠時、右が広角時の本体上面。ズームレバーはシャッターボタン周囲とレンズ側面にあり、構えたままシャッターボタンから指を離さないでズーム操作が可能。また、レンズ側面のズームレバーにはズーム以外の機能を割り当てることもできる

 撮像素子は1/2.3型で有効画素数は約1605万画素。感度設定はISO 100~1600までだが、拡張機能を使うことでISO 12800相当までの感度アップができる。

 背面液晶はバリアングルタイプになっているので自由なアングルがとりやすい。手ブレ補正はレンズ内蔵で、秒間120コマの連写機能や、無線LAN機能を内蔵し、スマートフォンやタブレット端末でリモート撮影や転送が行なえる。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

 画質は、ISO 800あたりからノイズが目立ちはじめる。ISO 1600を超えるとディテールへの影響がではじめ、ISO 3200を超えると一気に画質が変化しコントラストの上昇と偽色の増加とでディテールの再現性も落ちる。ただし、ISO 12800まで上げても極端に画質が落ちることはなく、縮小して見る分には十分といえる。

ズーム比較

広角側

広角側

望遠側

望遠側

 広角側(左)はかなりシャープで解像力の高い画質だ。望遠側(右)は広角に比べると若干シャープネスが低下してしまう。

(次ページに続く、「リコー PENTAX XG-1」)

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