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今度こそあの頂へ! ミクGTプロジェクト7年目の正直 第18回

ミクZ4、鈴鹿でランキングトップに返り咲き!

2014年09月05日 17時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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関係者インタビュー

安藝貴範代表

 2ポイント差ではありますが、なんとかランキングトップに戻ってきました。この位置にいるということで、周りに対するプレッシャーにもなりますし、こちらが主導権を握れるという意味でも重要だと思います。レースの内容を振り返ると、ミスもなく最後まで無事に走れてよかったなと。このウェイトハンデを考えたら、1000kmの距離を走りきったのはさすがとしか言いようがありません。アンダーカット作戦がちょっと機能しなかった部分もありましたが、予選17位から5位まで上り詰めたのは、このチームの強さだと思います。

片山右京監督

 結果から言ったら、ポイントリーダーに戻ったから良しとしなきゃいけないんでしょうけど、チャンピオンシップを争っているライバルたちのペースが上がらなかったことに助けられた部分はあります。重さなのか、セッティングなのか、これまで開発してきた方向性なのか、この辺はもっと話し合わないといけませんね。今、ランキングトップにいることは間違いなく有利ですけど、ちょっとのキッカケでひっくり返る危うさもありますから。この先、ウェイトも減って速さを取り戻すとは思いますけど、2位との差も僅差ですし、絶対にミスが許されないというプレッシャーも感じています。

大橋逸夫ゼネラルマネージャー

 ポイントリーダーを取り戻せたことが非常に大きいです。長いレースだったのでいろいろなことがあり、ドライバーも関係者も思うところがあるかもしれませんが、ちゃんと最後まで走り切れて目標が達成できたのは、素直に喜べることだと思います。次に向けて、良いステップになりました。

谷口信輝選手

 昨年も予選17位からだったけど、今年はウェイトが全然違ったのでとても苦しいレースでした。決して我々はいいペースで走れていたわけではありませんが、しぶとく粘ったおかげで5位で終われたのは良かったと思います。あと、11号車が10位だったおかげでランキング首位に戻れましたしね。レース内容はとっても厳しいもので、一言でいうと“ジリ貧”でした。ランキングはトップになりましたが、残り2戦はまだまだ苦しいと思います。次戦タイは誰も何もわからない未知のレースになると思うので、良い結果で終わりたいですね。

片岡龍也選手

 今回、ウェイトを96kg積んでいたわけですが、思っていた通りしんどくて、予選が17位でした。決勝はポイント圏内前半には行けるだろうという予想の中、案の定ペースは上がりませんでしたが、ノーミスでできることをやりきりました。あと、今回は3回乗るつもりでいたので、事前に体を作ってきました。おかげで体力的にも精神的にも余裕がありましたが、クルマに余裕がなくて……。全然プッシュできなかったので歯がゆかったんですけど、ほぼパーフェクトに近いレースができたんじゃないかなと。唯一残念だったのが、僕も谷口選手も出だしで引っかかってしまって、大きくロスしたことですね。


(次ページでは、「お待ちかねのレースクイーン特集!」)

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