ドイツ・ベルリンで9月5日(現地時間)より開催される「IFA 2014」に先がけて、さまざまなメーカーがプレスコンファレンスを開催。新製品を発表している。ここでは特に気になるソニー、パナソニック、東芝のAV機器、デジカメ関連の発表内容について主なものをまとめてみた。
ソニーはレンズ交換型レンズカメラや4K曲面テレビを発表!

「ILCE-QX1」
「Xperia Z3」などの発表(関連記事)で注目を集めるソニー。カメラ関連ではレンズスタイルカメラとして3製品を発表。このうち「ILCE-QX1」はレンズ交換式で、Eマウントレンズを装着できる。撮像素子は2010万画素のAPS-C CMOSセンサーで、ISO 16000までの感度設定が可能だ。また、アクションカムを小型化した「HDR-AZ1VR」も発表している。
テレビは、4K BRAVIAとして「S90B」シリーズを発表。湾曲型ディスプレー(いわゆるカーブデザイン)になっているのが特徴。左右の端にはスピーカーを内蔵し、没入感を高める。ラインナップは75V型と65V型。
オーディオ系では、同社の人気ヘッドフォン「MDR-1R」にアンプを組み込んだ「MDR-1ADAC」を発表。このほか、最大384kHz/32bitのPCM信号に対応する「PHA-3AC」や、ハイレゾ対応のデジタルミュージックプレーヤーとして世界最小・最軽量というウォークマン「NWZ-A15」などを発表している。
オーディオ製品盛りだくさんのパナソニック
パナソニックは、最大85V型の4Kテレビ「X940」シリーズを発表。クアッドコアプロセッサーを搭載し、HEVCのデコードに対応するほか、「Local Dimming Pro」や「4K Studio Master Drive」といった高画質化機能を搭載する。
オーディオ関係では、無線LANを内蔵するワイヤレススピーカーシステム「ALL」シリーズを発表。壁面埋め込み型の5スピーカーシステム「SC-ALL8」や縦置き/横置きが可能な4スピーカーシステム「SC-ALL3」、192kHz/24bit対応DACを内蔵する「SH-ALL1C」などをラインナップする。
また、2010年まで展開していたハイファイオーディオブランド「Technics」を復活させることを発表。製品としてリファレンスモデルの「R1」シリーズと、プレミアム仕様の「C700」シリーズを展開する。
R1シリーズはステレオアンプ「SE-R1」やスピーカーシステム「SB-R1」、ネットワークプレーヤー「SU-R1」を、C700シリーズは、ステレオアンプ「SU-C700」やスピーカーシステム「SB-C700」、CDプレーヤー「SL-C700」、ネットワークプレーヤー「ST-C700」などをそれぞれ発表している。
このほか、 SDメモリーカードに4K 60p/50pの記録が可能な4Kビデオカメラ「HC-X1000」を発表している。
1100万画素の4K超テレビを参考展示する東芝
東芝は具体的な製品の発表は行なわれていないものの、1100万画素(5120×2160)の105V型テレビのほか、新録画サービスに対応した4Kテレビの試作機などをIFAで展示するとしている。
