「よくある質問」の自動抽出やレポーティングなどを通じ行政サービス向上を目指す
あきる野市、市民情報サイトで「Oracle Service Cloud」採用
2014年09月05日 09時00分更新
日本オラクルは9月4日、東京都あきる野市が市民向け情報ポータルサイトの刷新において、オラクルのCRMクラウドサービス「Oracle Service Cloud」を採用したと発表した。同サイトは9月1日から稼働している。
あきる野市では、ポータルサイトを通じた市民への情報提供について、よく寄せられる質問をサイト上でより見つけやすく提供すること、適切な行政サービス提供のために市民ニーズを分析するプラットフォームを構築することなどを課題としていた。
今回、カスタマーサービス業務を支援するOracle Service Cloudを導入し、ポータルサイトを刷新することで、市民が自ら必要な情報にアクセスし、問い合わせに対する回答を速やかに得られる環境を構築した。市民の満足度向上と市職員の業務効率化、市民に対する回答の均一性担保などを図り、行政コストの削減にもつなげていく方針。
あきる野市ではOracle Service Cloudについて、市民がその時々で必要としている情報(年度末の税申告、災害や緊急時情報など)が需要度の高い順に自動で抽出表示される点、ユーザーが閲覧しているページと関連したコンテンツを自動表示できる点、よく閲覧されているコンテンツやキーワードをレポーティングする機能などを高く評価しているという。
今後あきる野市では、市民との対話の需要に合わせ、スマートフォンへの対応やメールでの質問受付といったサービスも視野に入れ、公共サービスの充実を図っていくとしている。