歩くという観点にゲーム感覚を持ち込む
HJA-700Tは、歩くという日常の活動においてちょっと工夫するだけで、運動不足の改善をサポートすることを狙った製品だ。
「エスカレータを使うのではなく、階段を使ってみようと思ってもらう。あるいは1駅前から歩いてみようと思ってもらうことで、歩くという観点から健康をサポートできるツールを目指した」と下瀬グループリーダー代理は語る。
そこに、これまでにはないゲーム感覚をサラリと持ち込んだのが「HJA-700T」ということになる。
これまでのオムロンが不得意とするユーザーターゲットに向けた回答がそこにあったようだ。
HJA-700Tは、活動量計であるが、歩数の表示は優先されていない。活動量計として異例のコンセプトだ。
各種データは、本体の小さなディスプレーへの表示と、iPhone専用アプリ「Active Shift」による表示の2種類があるが、いずれも最初に表示されるのは目標に対する達成率だ。
Active Shift | |||
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価格 | 無料 | 作者 | watashi-move |
バージョン | 1.2 | ファイル容量 | 7.9 MB |
対応デバイス | iPhone 4S以降、iPad(第3世代以降)、iPad mini、iPod touch(第5世代以降) | 対応OS | iOS 5.1以降 |
前の週の活動実績をもとに、毎日の生活をちょっとアクティブにするぐらいの無理ない目標を自動的に設定。この目標に対して、どれだけ達成したのかといったことを表示する。
さらに、設定された目標達成度が100%になったり、1日1万歩を達成すると、本体上部が光るとともに、「Good Job!」と表示。午後6時時点で、目標達成率が50%未満のときは「Let’s Go」などと表示される。
また、加速度センサーと気圧センサーを活用することで、階段を上ったり、早歩きした場合などの運動強度を計測。iPhone専用アプリ「Active Shift」上に、目標達成までに、通常の歩行ではどれぐらいの時間が必要か、あるいは、階段を上ったり、早歩きした場合には、どれぐらいの時間が必要かといったことも表示。目標達成を支援するという。