意欲的な開発姿勢を感じる、ストイックに進化した薄型ノート「KIRA V83」をじっくり検証 第2回
1.35kgの写真処理環境としては優秀
発色は折り紙付き! dynabook KIRA V83はヘヴィな処理もサクサクできる
2014年09月05日 09時00分更新
キーボードの入力感は抵抗なくスッと入力できる
さて、dynabook KIRA V83/29Mのキーボード。KIRAシリーズは総じて、やや横長のキーを採用しており、そのキーサイズは19mm×13mmを基本としている。
このキーサイズはA〜Zなど主だったキー用としてあり、「と」などはサイズが異なっている。もっとも細いキーは半角/全角キーで19mm×13mm。一見、打ちにくそうに見えるキーレイアウトだが、これは前モデルから変更されておらず、経過時間からするとユーザーからの反応もよいということだろうか。
入力感は抵抗なくスッと入力され、またタッチタイプ音は出にくい。キーストロークが浅いため、入力クセで好みが別れるところだが、打ちやすいキーボードに入る印象だ。これはパッと見ではわからないが、キートップはかすかにくぼんでおり、指先でキーを見つけやすくなっていることが影響しているだろう。
前モデルと比較して「入力しやすくなった」と感じたのだが、東芝によるとキーボード構造については、とくに変更を加えていないそうだ。表面材質が変更されている感じのだが、これは筆者の気のせいだろうか。
もうひとつ、キーボード面の発熱だが、排気スリットはキーボード面右上にあり、熱を持つ部分もその周辺になる。長時間高い負荷をかけ続けると、マグネシウム合金ボディであるため、全体が暖かくなってしまう。CPU負荷30%で8時間放置してみた場合では、F12キー周辺以外は気になる温度まで上がらずだった。
