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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第268回

年末からBroadwellに置き換わる インテルCPUロードマップ

2014年09月01日 13時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/

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Broadwellの発売はいつ?

2012年~2015年までのインテルCPUロードマップ

 さて、問題はスケジュールである。先に書いたとおりBroadwell-Yは今年中に出荷が開始される。現実問題として、9月11日から開催されるIDF 2014において、インテルはBroadwell-YことCore Mを搭載した製品をデモするであろうし、今は10月に出荷予定としているが、がんばって前倒しして搭載出荷の発表もひょっとするとあるかもしれない。これに続き、Broadwell-Uも11月~12月に出荷が予定されている。

 問題はBroadwell-Hで、こちらは2015年の5~6月が現在のスケジュールであり、来年のCOMPUTEXで製品出荷のアナウンスというのが妥当な推定である。もっと厳しいのがBroadwell-Kで2015年の7~9月の予定になっている。つまり、Broadwell-Kが投入されるまで、まだまる1年かかるということだ。今のところインテルはこの中継ぎに別の製品(Haswell Refresh-2など)を投入する予定はない。

 微妙なのはBroadwell-Hの4+3e(4コアでGT3eを搭載するLGAパッケージ品)が「Core i7-4790K」の後継に一時的にせよ投入されるかどうかがまだ見えていないことで、もしインテルがこれをしない場合、向こう1年は「Core i7-4790K」(とHaswell-EのCore i7-58xx/59xx)が引き続きトップエンド製品として君臨することになる可能性が高い。

 これにもう1つ絡むのがSkylakeで、今の話ではSkylakeは2015年第2四半期末~第3四半期初めに、やはりP1282を使って投入されることになっている。つまりBroadwell-KとSkylake-Y/Uがほぼ同時期に投入される形になるわけで、ついにデスクトップ向けのプロセッサーはモバイル向けの1年遅れ、という形になると思われる。

 ちなみにロードマップの図はこれを反映した、つまりBroadwell-Hの4+3eはハイエンドに投入されない推定となっている。この場合、Core i7/i5にまずBroadwell-Kが投入され、ここから数ヵ月遅れてCore i3にBroadwell-Kが来るというシナリオである。

 ちなみにモバイル向けには、もっと早いタイミングでCore i3/i5相当(Core M3/M5になるのだろうか?)にBroadwell-Hが投入されると見られる。LGAパッケージはCore M5ベースでAIOあるいはNUC向けになるのかもしれない。

 もう1つ、遅れまくっているのがBraswellである。これは既存のBay Trail-Dを置き換える14nm世代のAtomコアで、当初は2015年第1四半期に出荷開始という話であったが、こちらも2015年第2四半期に遅延した模様だ。

 プロセスそのものはこちらはBroadwell-Y/Uと同じP1252を使うのだが、このP1252の歩留まりの改善が当初より遅れたこともあって、その影響をもろにかぶったようだ。

 ちなみに現状、Haswell-Eの後継となるBroadwell-Eのスケジュールはまったく不明である。普通に考えれば2016年ではないかと思われるが、その時点でBroadwellベースになるのか、それともBroadwellをスキップしてSkylakeベースになるのかというレベルでまだはっきりしていない。

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