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使い分けが進むネット通販、今後はオムニチャネル戦略

2014年08月31日 17時00分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ネットショップ運営者のためのビジネス・ポータルサイト「ECのミカタWEB」を運営するRyo-MAは、ネット通販の利用状況に関する調査結果を発表した。

 ネット通販の利用経験は、「たまに利用している」(51%)と「日常的に利用している」(31%)を合わせた8割がネット通販を利用しており、「以前は利用していたが、今はしていない」(9%)も加えると9割がネット通販の利用経験を持つことがわかった。

どんなときにネット通販を利用しているか
どんなときにネット通販を利用しているか

 どんなときにネット通販を利用しているか尋ねると、最も多いのは「なるべく安く商品を手に入れたいとき」が57%、これにほぼ並んで「欲しいものが決まっているとき」が53%で2位となった。3位以降は1・2位から大きく離れ、「ポイントが付くとき」が24%、「店舗が近くにないとき」が18%で続いている。

どのようにインターネット通販を利用して商品を購入するか
どのようにインターネット通販を利用して商品を購入するか

 商品をインターネット通販で購入したい、または購入しやすいと考える理由を尋ねると、「実店舗で購入するより安いから」が53%で断トツの1位。以下、大きく差がついた2位は「実物を見なくても購入できると判断したから」で32%、「重いものやかさばるものなど、運ぶのが不便だから」が27%で3位。

 ネット通販の利用法としては、「Amazonや楽天などのモールで商品を探し、購入する」が62%でトップとなり、2位は「欲しいものを検索し、通販サイトを見つけて購入する」で37%だった。

商品をインターネット通販で購入したい、または購入しやすいと考える理由
商品をインターネット通販で購入したい、または購入しやすいと考える理由

 利用経験者が9割、現在の利用者が8割と、すっかり一般に定着した感のあるネット通販。安い商品や、実物を見なくても購入できる商品、自宅まで商品を届けてもらえるという点でネット通販を利用するなど、他のショッピング方法と使い分けているユーザーが多い。今後は、実店舗やECサイト、カタログ通販など、さまざまな販売チャネルを連携させることで相乗効果を高めようという「オムニチャネル戦略」が重要なキーワードとなってくる。

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