「NEXTGEAR-NOTE i421」を徹底ゲームベンチ

G-Tune初のIGZOモデルでリアルなゲーム体験を

文●山口優

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超高精細なIGZO液晶をチェック

ディスプレーは13.3型で、解像度は2560×1440ドット。肉眼では画素を見分けることができないくらい高精細だ

 「NEXTGEAR-NOTE i421PA1」のディスプレーは、シャープのIGZO液晶が採用されており、高精細かつ省電力なのが特徴。解像度はWQHD(2560×1440ドット)で、フルHDに比べて作業スペースは約1.8倍にもなる。画素密度は約221ppiで、一般的な1366×768ドットのノートPCに比べて倍のきめ細かさ。画像や映像が非常に美しく滑らかに表示される。

ノングレアパネルのため、映り込みが少ないのも大きなポイント

 液晶パネルはノングレア(非光沢)で、映り込みが少ないのもポイント。暗いシーンが続くゲームなどでも画面に集中しやすい。色再現性もよく、原色に近い赤や青、緑などもくっきりあざやかに表現した。視野角は十分広いが、斜めから見たときの色の変化はIPS方式の液晶に比べると若干大きめに感じた。

 そこで、「NEXTGEAR-NOTE i421PA1」と姉妹モデルの「NEXTGEAR-NOTE i420PA1」のディスプレーを比較した。

 正面から見た場合は、両機とも色味はほぼオリジナルに忠実だ。ただし、デフォルトの状態だと色温度が若干異なり、「NEXTGEAR-NOTE i420PA1」は少し黄色みがかかった感じだ。画像の緻密さに関しては、やはり2560×1440ドットの「NEXTGEAR-NOTE i421PA1」にアドバンテージがあり、細かいテクスチャまで鮮明に見える。もっとも、「NEXTGEAR-NOTE i420PA1」も13.3型でフルHDという高解像度であり、一般的なノートに比べると描写は非常に緻密だ。

「NEXTGEAR-NOTE i421PA1」(左)と姉妹モデル「NEXTGEAR-NOTE i420PA1」(右)を比較。正面からだと、NEXTGEAR-NOTE i421PA1の方がクリアで抜けのいい印象。NEXTGEAR-NOTE i420PA1は少し温かみのある色だ

斜めから見たところ。NEXTGEAR-NOTE i421PA1の方が若干色の変化が大きい(なお、撮影位置の関係で2機種の画面角度は少し異なっており、実際にはもう少し色の変化は小さい)

 次に、両機のディスプレーを斜めから見て比較してみたところ、45度くらい傾けたところで本機は画面が若干白っぽく見えるようになった。視野角の広さ、斜めから見たときの色の変移の少なさでは、「NEXTGEAR-NOTE i420PA1」の方が少し有利なようだ。

ゲーマーに配慮したキーボード

アイソレーションキーボードを採用。キーピッチやキーストロークは十分余裕があり、とてもタイプしやすい

キーボードにはLEDバックライトが内蔵されており、暗い場所でもキーを区別しやすくなっている

 「NEXTGEAR-NOTE i421PA1」のキーボードは、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプだ。キーピッチもキーストロークも十分あり、長時間の使用でも快適にタイプすることができる。また、LEDバックライトが内蔵されており、薄暗い場所ではキーの周囲とキートップの文字が白く光るようになっている。そのため、部屋の照明を落とした状態でも各キーの位置が分かりやすい。

 LEDバックライトは、キーボードショートカットで輝度を大・中・オフの3段階に切り替えることができる。このほか本機には、ゲームプレイ中にWindowsキーが誤動作しないようにキーを無効にする機能なども搭載されている。ゲームに没頭したいユーザーにはありがたい機能だ。

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ、「最新のゲームも高解像度で快適に動作」に続く)