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日本写真印刷が採用、オンプレミスERPを7カ月間でクラウド移行完了

SAP、HANAクラウド上でインメモリERPの国内初稼働事例

2014年09月01日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 SAPジャパンは8月28日、日本写真印刷(NISSHA)が「SAP HANA Enterprise Cloud」サービス上で動作するインメモリ対応の「SAP Business Suite powered by SAP HANA」を導入、稼働したと発表した。HANAクラウド上でインメモリ対応のSAP ERPを稼働させる事例は国内初となる。

 日本写真印刷は、高級印刷技術から派生した技術を高度化させた事業展開を行っており、立体成型プラスチックへの印刷を主力とする産業資材機能、タッチパネルを主力とするデバイス事業、マーケティングや販促ソリューションを主力とする情報コミュニケーション事業を中心に手がけている。

 同社では2010年から、国内外29社のグループ共通経営基盤としてSAP ERPをオンプレミスで採用し、グローバルシングルインスタンスで構築/活用してきた。しかし、ビジネス環境の急激な変化に伴い、より柔軟な変化とより早い意思決定を下すための経営基盤が必要と判断し、クラウドとインメモリ技術の適用を検討してきた。

 同社ではまず、分析系システムをインメモリデータベース上で稼働させる「SAP BW powered by SAP HANA」を採用し、インメモリ技術が経営基盤にどう寄与するかを検証した。その結果、分析作業効率が格段に向上し、HANAの安定性向上や機能にも満足したことから、基幹系システムへもHANAを採用することを決定した。

 同時に、運用のシンプル化や柔軟性を目的として、マネージドクラウドサービスであるHANA Enterprise Cloud(関連記事)に基盤を移行することも決定している。

 なお、既存のSAP ERPシステムのHANAへのマイグレーション、およびHANAクラウドへの移行プロジェクトはSAPジャパンのサービス部門が中心となって実施し、約7カ月間でHANAクラウドへの移行を完了した。また、SAPのデータ移行サービス「System Landscape Optimization」を活用して、移行プロジェクト中の本番業務停止時間を最小化したとしている。

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