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仮想化環境専用設計で導入や管理を容易にし、高い性能を実現

富士通、VMware専用ストレージ「ETERNUS TR series」発売

2014年08月29日 14時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 富士通は8月27日、大規模なVMware仮想化環境専用のストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS TR series」の国内販売を開始した。米Tintri(ティントリ)が開発するストレージのOEM製品で、VMware環境専用設計による導入と管理の容易さ、高いパフォーマンスなどが特徴。

大規模仮想化環境専用ストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS TR series」

 ETERNUS TR seriesは、大規模サーバーの仮想統合や仮想デスクトップ環境(VDI)のストレージに特化したデータストア。対応プロトコルはNFSで、4Uサイズ、実行容量33.5TBと13.5TBの2モデルが用意されている。最小構成標準価格(税別)は1621万1000円から(初年度のサポート費用を含む)。

 通常、大規模仮想化環境やVDIに適したストレージを構築するためには煩雑な構成設計や性能チューニングが必要となるが、ETERNUS TR seriesでは、仮想化環境専用の設計によってこうした作業を不要としている。筐体の追加だけで容量/パフォーマンスを拡張することができ、オプションの運用管理ソフトで最大32筐体を統合管理可能。また、セットアップ項目も簡素化されており、富士通によれば10分程度で利用が開始できるという。

 また、従来のストレージではできなかった、仮想マシン単位での性能/容量の把握が時系列でできる。ホスト、ネットワーク、ストレージ、ディスク単位の処理時間を過去にさかのぼってグラフィカルに表示し、ボトルネックの有無を可視化できるため、これまで難しかったパフォーマンス遅延の原因特定も迅速にできる。

仮想マシン単位でパフォーマンスを可視化できるため、ボトルネックの特定も迅速に行える

 搭載ドライブはSSDとHDDのハイブリッド構成となっているが、自動階層化によってI/O処理の99%以上をSSDで処理するよう設計されており、最大5万IOPSのパフォーマンスを実現する。さらにQoS機能も備えており、一部の仮想マシンで突発的な高負荷が生じても、ほかの仮想マシンの性能に影響を及ぼさないよう、自動的にリソース割り当てを調整する。

 そのほか、仮想マシン単位でのスナップショット取得、遠隔地へのバックアップ(オプション)機能も備え、データ保護と災害対策を実現する。

 なお富士通では、同製品をETERNUSシリーズとして販売するとともに、垂直統合型仮想化/クラウド基盤「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks」のラインアップにも追加する予定としている。

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