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最新Bluetoothスピーカーのベストチョイスはコレだ! 第4回

置く場所がなければ壁掛けで! 変り種Bluetoothスピーカー3機種

2014年08月29日 17時00分更新

文● 海上 忍

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人の声をもっとちゃんと聞き取りたい!
テレビ向けスピーカー パナソニック「SC-MC20」

全体の音量を上げることなく、手元でテレビの音声をラクに聞くことができる「SC-MC20」

全体の音量を上げることなく、手元でテレビの音声をラクに聞くことができる「SC-MC20」

筆者のチェックポイント

  • ここが○:テレビのナレーションが聞き取りやすい、深夜でも小音量で楽しめる
  • ここが△:もうひと回り小さく、薄くなるとありがたいかも

 「テレビの音を快適に聴く」、それが「SC-MC20」(実売価格8500円前後)というBluetoothスピーカーのテーマであり、他製品にない特徴だ。

 付属のBluetoothトランスミッターはあらかじめスピーカー(レシーバー)とペアリングされているため、プラグをテレビのステレオミニジャックへ差し込めば準備完了。これだけでテレビの音声がワイヤレスになる。

トランスミッターの電源はDC 5V。テレビのUSBポートから電源を調達することも可能だ

トランスミッターの電源はDC 5V。テレビのUSBポートから電源を調達することも可能だ

 トランスミッター部の電源にはUSBも利用できるので、(電源供給ができる)USB端子付きのテレビであればACアダプターの扱いに悩むこともない。

「快聴音」ボタンを押すと人の音声帯域が強調され、ドラマや映画のセリフが聞きとりやすくなる。ステレオミニ端子も用意されているので、ヘッドホンをつなぐこともできる

「快聴音」ボタンを押すと人の音声帯域が強調され、ドラマや映画のセリフが聞き取りやすくなる。ステレオミニ端子も用意されているので、ヘッドホンをつなぐこともできる

 全体の音量を上げずにドラマのセリフやニュース番組のナレーションを聞き取りやすくすることが本機最大のメリットだが、それだけではない。スピーカーにはステレオミニ端子が用意されているので、ヘッドホン/イヤホンで聞くこともできるのだ。

 基本的には耳の遠くなった高齢者がメインターゲットの製品と考えられるが、家族が就寝した深夜にひとりテレビを楽しみたい向きにも便利に使える。

 その音質だが、人の声を意識した音づくりがされている分、オールラウンドとは言い難く、低音域はやせており迫力に乏しい。

 音楽を楽しむには少々厳しいため、歌番組を視聴するときにはヘッドホンを用意したほうがいい。ワイヤレスな分、直接テレビに接続するより取り回しはラクで、スピーカーで聞くときとは別の楽しみ方ができるはずだ。

SC-MC20の主なスペック
エンクロージャ方式 密閉型(パッシブラジエータ×1)
連続再生時間 約10時間
最大出力 2W(1W+1W)
NFC対応 ×
マルチペアリング 4台(スピーカー部)
マルチポイント ――
対応コーデック SBC
本体サイズ(スピーカー) 幅104×奥行104×高さ45mm
重量 191g

(次ページに続く、「見た目は優しいが音は大迫力! デノン「Envaya DSB-200」」)

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