CtrlとCapsを入れ替え! Windowsのキー配列をカスタマイズ

文●タトラエディット

2014年08月29日 12時00分

Windowsを素早く操作するにはキーバインドやショートカットの変更がおすすめ。設定のテクニックを解説していくぞ

Windowsをすばやく操作するためには、キーボードショートカットは不可欠。読者もファイルのコピペやWordのテキスト編集などで[Ctrl]+[C]といったショートカットで操作の手間を省いているだろう。

また、ノートPCなどではキー配置によって操作しにくかったりすることも。そんな場合は、キーバインドを変更して、使いやすく変更するといい。

今回は、そうしたキーボードショートカットや、キー配列の変更など、キーボードに関するカスタマイズテクニックを解説していきたいと思う。

[Ctrl]と[Caps]キーを入れ替えるなど
使いやすいキー配列にする

旧来のUNIX系端末やMacのキーバインドに馴染みがある人がWindows PCを使うと[Ctrl]キーの位置に不満を感じてしまう。かくいう筆者も[Ctrl]キーは「A」キーの隣にあってほしいために、デスクトップ機では「Happy Hacking Keyboard」などのUNIX端末に近いキーボード製品を利用していた。

[A]キーのとなりに[Ctrl]キーを置くことのメリットは、小指への移動負担を減らすことと、誤って[Caps]をロックして誤入力することを防ぐこと。しかし、ノートPCをメインに使いはじめると、そうした外付けキーボードをつなげるわけにもいかない。

[Ctrl]キーの位置を変えたいというユーザーが多いためか、Windows 2000の頃からレジストリを変更して強制的に[Caps]と[Ctrl]キーを入れ替えるという手法が古くから確率している。この方法は最新のWindows 8.1でも利用可能だが、わかりやすいのは無料ソフトを使ってレジストリの書き換えを行なう方法。今回は2通りの方法を解説する。

まずは、直接レジストリをいじる方法。最悪Windowsが起動しなくなることもあるので細心の注意を払い、ミスなく設定する必要がある。自信がない場合は、後述の無料ソフトを使ったほうが無難だ。

スタートキーを右クリックし「ファイル名を指定して実行」をクリック。「regedit」と入力し、「OK」をクリック

「HKEY_LOCAL_MACHINE」-「SYSTEM」-「CurrentControlSet」-「Control」-「Keyboard Layout」と展開していき、「Keyboard Layout」を選択した状態にする

「編集」-「新規」-「バイナリ値」をクリック

「新しい値#」というファイルができるので「Scancode Map」という名前に変え 上記の値を入力する

新しいファイルができる。再起動すると更新される

無料ソフトを使う場合は「KeySwap for XP」(http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/から入手可能)がおすすめ。CtrlとCapsキーの入れ替えだけでなく、[Fn]を除くほぼすべてのキーを入れ替えできるので試してみるといいだろう。

「KeySwap for XP」のメイン画面。対応OSはWindows 7までとなっているが、Windows 8や8.1でも問題なく使えた

普段Caps Lockを使わないなら
[Ctrl]キーはそのままで

[Caps]キーを[Ctrl]キーに変更して、もとの[Ctrl]キーはそのままにしておく――つまり、キーを入れ替えるのではなく、単に[Caps]キーを[Ctrl]キーに変更するだけの設定もできる。

この場合、[Caps]キーが使えなくなるが、普段まったく[Caps]を利用していない筆者の場合、誤ってCaps Lockがオンになることがなく、本来のWindowsのキー操作でも使えるという意味でメリットがある。

バイナリ値をこのように設定すると、[Caps]キーが[Ctrl]キーで上書きされる

(次ページに続く、「[変換][無変換]キーを増設する」)

キー数の少ない英語キーボードで日本語入力時に
[変換][無変換]キーを増設する

筆者は環境によって英語キーボードを併用することがある。通常の利用ではほとんど問題がないのだが、日本語入力時に[変換][無変換]キーがないため、操作しにくいと感じることがある。

上記のように、レジストリを変更することで強制的に割り当てることも可能なのだが、英語キーボードは日本語キーボードにくらべてキーの数が少ない。

スペースバーの左右にある[Alt]キーを入れ替えるのがよさそうだが、それでは[Alt]キーを使ったキーボードショートカットが利用できなくなるなど、使い勝手がかなり悪くなってしまう。

この問題は、無料ソフトの「AutoHotKey」(http://www.autohotkey.com/からダウンロード可)を利用することで解決できる。[Alt]キーを単独で押した場合には[変換](または[無変換])となり、他のキーと組み合わせて押したときには[Alt]キーのままにすることが可能だ。

設定の自由度が高く、スクリプトを作成することでかなり幅広いキーバインドの変更が行なえる。また、設定によってはマウスジェスチャーなども割り当てられるので興味のある方はチャレンジしてほしい。

AutoHotKeyをインストールし、任意の場所で「新規作成」-「AutoHotKey Script」をクリック

新規に作成したファイルを右クリックし「Edit Script」を選択

上記のように入力して保存する

先ほど入力したファイルを右クリックし、「Run Script」をクリック

ファイルが実行されている間、タスクバーに「H」アイコンが表示される

ここでは、左Altに[無変換]を、右Altに[変換]を割り当てている。それぞれ、ほかのキーと組み合わせたときはAltキーのまま機能する。

アプリ起動をキーボードショートカットで行なう

スタートメニューはホームフォルダーの「AppData」→「Roaming」→「Microsoft」→「Windows」→「スタートメニュー」→「プログラム」内に配置されている。開くのが面倒なときは、スタート画面から任意のアプリ(ここでは「Word」)を右クリックし、「ファイルの場所を開く」をクリックする。するとダイレクトにショートカットが保存されているフォルダーが開く。目的のショートカットアイコンを右クリックして「プロパティ」を開く

初期状態では「ショートカットキー」の項目が「なし」となっている。ショートカットキーの入力ボックスをクリックして、割り当てたいキーを押すと、該当のキーが表示される。「OK」をクリックすると設定完了

キーボードショートカットは、あらかじめWindowsに設定されているだけのものではなく自分で設定することも可能。ただし、スタート画面やアプリビューに登録されている項目のみに限られる。

よく使うアプリがあれば、キーボードショートカットを設定しておくことですばやく開けるようになり便利。ただし、[Ctrl]キーのみのコンビネーションだと、ほかのショートカットと競合する場合があるので[Ctrl]+[Alt]+[W]といった複合的なキーを設定しておくといい。Wordなら「W」キー、Excelなら[E]キーなど、アプリ名の頭文字を指定しておくと忘れにくい。

キーボードの設定を変更することで、Windows PCの操作がグッとしやすくなるはずだ。次回は、Windowsのウィンドウの見た目をカスタマイズする手法について解説したい。

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