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ロボット関節部やウェアラブル機器に使える伸びる電線

旭化成、1.4倍に伸びるUSBケーブル「ロボ電」

2014年08月27日 14時48分更新

文● 行正和義

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伸びる電線「ロボ電」

 旭化成せんいは8月27日、伸縮性のある電線「ロボ電」の生産体制が整ったとして、9月1日より本格販売を開始すると発表した。

 しなやかな伸びと回復性に優れた同社のポリウレタン弾性繊維「ロイカ」と繊維加工技術を組み合わせた電線で、引っ張れば1.4倍まで伸びる。ロボットの関節部など、あらかじめたるみなど考慮して配線する必要がない。

ロボ電の構造

 構造は伸縮自在な弾性体を軸に電線をスパイラル状に巻きつけたもの。28サイズ電線の4芯タイプ。ロボットなどに使用すると屈曲による断線寿命は従来の10~100倍になるという。同社では、産業用ロボットやウェアラブル機器、パワーアシストスーツ、義手義足などさまざまな用途で利用を見込んでいる。

両端USB端子と両端リード線出しの2製品が用意される

 USB端子(Aオス-Aメス)付きタイプ(40%伸長時700mm/1400mmの2種、USB認証品ではない)とリード線状態(40%伸長時280mm~1400mmの5種)の2製品が用意され、価格は1本あたり3万円台からを予定。ミスミの通販サイト「MISUMI-VONA」で販売する。

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