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クラウド管理製品は「vRealize Suite」ブランドに統合

ヴイエムウェア、OpenStack製品やクラウド管理SaaSなど発表

2014年08月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 ヴイエムウェア(日本法人)は8月26日、OpenStackディストリビューションの新製品「VMware Integrated OpenStack」や、「VMware NSX」「VMware vCloud Suite」の新版、またクラウド管理製品の新ブランド「VMware vRealize Suite」およびクラウド管理SaaSなどを発表した。

 これらの新製品および新版、新ブランドは、現在米国で開催中の「VMworld 2014」において発表されたもの。同社の推進する“Software-Defined Data Center(SDDC)”ビジョンを実現する製品群と位置づけられている。

OpenStack APIをVMwareインフラで使える「VMware Integrated OpenStack」

 VMware Integrated OpenStack(VIO)は、既存のVMwareベースインフラ上で、本番環境レベルのOpenStackクラウドを容易に構築できるOpenStackディストリビューション。開発者は使いやすいOpenStack APIを通じて、「VMware vSphere」やVMware NSX、「VMware Virtual SAN」により構成される信頼性の高いインフラを利用できる。

VMware Integrated OpenStack(VIO)の概要。OpenStack API経由でVMwareインフラを利用できるほか、VMwareの運用管理ツールも利用可能

 ヴイエムウェアでは、VIOの導入によって、APIベースで稼働するインフラを社内開発者向けに提供し、管理が難しく安全性に乏しいパブリッククラウドからワークロードを移行できると述べている。また、運用管理ツールとして「vCenter Operations Management Suite」や「vCloud Automation Center」などのヴイエムウェア製品が利用できるため、運用コストも大幅に削減できるメリットがあるとしている。

 VIOの提供開始予定は2015年上半期。現在、ベータプログラムを実施している。

ハイブリッドクラウド管理を「vRealize」ブランドに統合、SaaS版も提供

 既存のクラウド自動化、クラウド運用、クラウドビジネス管理ツールは、新ブランド「VMware vRealize」に統合され、マルチベンダーのプライベート/パブリッククラウド(IaaS)を統合管理できる包括的なソフトウェアスタックとなった。具体的には、従来「vCloud Automation Center」「vCenter Operations Manager」「vCenter LogInsight」「IT Business Management Suite Standard Edition」の各ツールが提供していた機能が含まれる。

クラウドの運用、自動化、ビジネス管理の各ツール/機能をvRealize Suiteとして統合。仮想化基盤とパブリックIaaSに対応

 さらに、vRealizeの自動化機能をクラウド型で提供する新しいSaaS「vRealize Air Automation」も発表された。マルチベンダーのプライベート/パブリッククラウドに対し、ライフサイクル管理の自動化と、同一ポリシーに基づくコンプライアンス確保を実現する。

vRealize Air Automationは、プライベート/パブリッククラウドに対応した管理SaaS

 vRealize Suiteの提供開始は、今年第3四半期(7~9月)からの予定。1CPUあたりの市場想定価格(税抜)は、Advancedエディションが71万9000円から、Enterpriseエディションが124万4000円からとなっている。

 またvRealize Air Automationは、現在ベータプログラムを実施しており、日本市場での一般提供開始予定は「2015年以降」と発表している。価格は一般提供開始時に発表される。

NSX、vCloud Suiteもバージョンアップ

 ネットワーク仮想化プラットフォームVMware NSX(関連記事)の新版(バージョン6.1)も発表された。先進的なネットワーク マイクロセグメンテーション機能、ハイブリッドクラウドとの相互接続性向上、等コストマルチパス(ECMP)ルーティング、vCloud Automation Center 6.1との連携といった新機能が含まれる。これにより、ハイブリッドクラウド環境のためのセキュリティ、拡張性、パフォーマンス向上を実現したとしている。

 プライベートクラウド基盤製品の新版、vCloud Suite 5.8では、ポリシーベースのプロビジョニング機能を強化している。アレイベースのレプリケーション機能を活用する場合、1台のvCenter Serverあたり、従来の5倍となる最大5000台の仮想マシンまで保護可能になった。またvCloud Automation Center上から、あらかじめ定義されたディザスタリカバリの優先順位を、新規に追加された仮想マシンにセルフサービスで適用できる。

 提供開始予定は、NSX 6.1、vCloud Suite 5.8とも今年第3四半期(7~9月)となっている。

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