低価格ながら完成度はピカイチ!8型Androidタブ「Venue 8」 第2回
意外にもカメラアプリが高機能だった!
コスパ抜群!8型Androidタブ「Venue 8」の十分すぎる性能 (2/3)
2014年09月10日 09時00分更新
標準的なインターフェースと必要十分なアプリ群
「Venue 8」のOSは、「KitKat」ことAndroid 4.4.2。標準的なホームアプリを採用しているため、操作に戸惑うことはないだろう。個人的にはホーム画面にアイコンが多い気がするので、表示場所を変えたりフォルダーを活用するなどしてカスタマイズして使いたい。
サードパーティー製のアプリは、「Dropbox」や「Note Anytime Lite」などの有名どころがプリインストールされていた。そのほか名刺管理アプリやオフィスアプリなど、ビジネス向けのアプリが用意されている。
デル独自アプリとして、各種センサーやインターフェースのチェックを行なう「診断ツールβ」が用意されている。デバイスが正常に動作しない時に利用するといい。
デュアルコアCPU+1GBメモリーでも性能は十分
続いては「Venue 8」のスペックとベンチマーク結果を紹介しよう。
搭載されているAtom Z3480は、デュアルコアで動作するSoCだ。最近ではクアッドコアのプロセッサーを搭載したモデルが多いことから、パワー面に不安を感じる人もいるだろう。だがインテルによると、Atom Z3480はQualcomm Snapdragon 800よりも高い性能を持っているという。GPUに「PowerVR G6400」を搭載し、3D性能にも優れている。標準的な利用なら特にストレスを感じる場面はなさそうだ。
メモリーは1GB、ストレージは16GBとやや控えめ。低価格タブレットということを考えればやむを得ないのだが、特にメモリーが1GBという点に不安を感じるかもしれない。だが、実際に利用してみたところ特に問題なく、重めのアプリを複数起動してもストレスなく使えた。ストレージについては、外部ストレージとしてmicroSDカードを利用すれば問題ない。
3D性能を計測する「3DMark」を試したところ、もっとも負荷の高い「3DMark Ice Storm Unlimited」で「12611」と、そこそこ高めの結果となった。最高クラスの性能には及ばないが、大作系の3Dゲームでも快適にプレーできるだろう。
総合的な性能を評価する「AnTuTu Benchmark」と「Quadrant Standard Edition」でも、比較的高めのスコアが出ている。性能的には中の上クラスといったところだろうか。これだけのパワーがあるなら、仕事でもプライベートでも大いに役立つはずだ。
バッテリー性能のテストとして、YouTubeの1080p動画を無線LAN経由で連続再生し、その駆動時間を計測した。満充電の状態から開始後、7時間7分でバッテリー切れという結果となった。負荷の高いテストで7時間以上持つなら、スタミナ面は十分だ。
「Venue 8」のデュアルコアCPUと1GBメモリーという組み合わせは、スペックとしてはそれほど高くない。だがベンチマークの結果を見る限り、十分なパワーを持っていることがわかる。
バッテリーベンチのテスト条件
- 音量を20%(15段階のうち3段階目)に設定
- アプリの自動更新を停止
- 画面の明るさを50%程度に設定
- 明るさの自動調整機能をオフ
- Wi-Fiはオン、Bluetoothはオフ
- MAXXAUDIOをオフ
- 「PVSTAR+」を使ってYouTubeの1080p動画を連続再生
(次ページ、「カメラアプリは意外にも高性能」に続く)
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