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最新Bluetoothスピーカーのベストチョイスはコレだ! 第2回

小型でパワフル! 重低音型Bluetoothスピーカー3製品レビュー

2014年08月26日 12時00分更新

文● 海上 忍

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重低音にかたよらないバランスがイイ!
ソニー「SRS-X3」

ソニー独自のDSP技術を生かした、重低音指向のコンパクトスピーカー「SRS-X3」

ソニー独自のDSP技術を生かした、重低音指向のコンパクトスピーカー「SRS-X3」

筆者のチェックポイント

  • ここが○:ソニーのDSP技術「ClearAudio+」によるバランスのとれた音
  • ここが△:防水っぽい見た目だけど防水ではない。屋外へ持ち出したいけれど……

 「小さく」て「スタイリッシュ」、そして「重低音」という人気要素を追求したモデルがこのSRS-X3。実売価格が1万1000円と、今回紹介する中では一番低価格なのも魅力だ。

上部の「SOUND」ボタンを押すと、音場に広がる効果が加わる。ゆったり聴きたい時や屋外ではオンにすると効果的だ

上部の「SOUND」ボタンを押すと、音場に広がる効果が加わる。ゆったり聴きたい時や屋外ではオンにすると効果的だ

背面左下に充電用microUSB端子と音声入力端子がある。(写真では見えないが)グリルの奥に前面と向かいあう形でパッシブラジエータが配置されている

背面左下に充電用microUSB端子と音声入力端子がある。(写真では見えないが)グリルの奥に前面と向かいあう形でパッシブラジエータが配置されている

 手のひらに載るサイズでありながら、インパクトある低音を出す。スピーカーユニットは34mmのフルレンジが2基、パッシブラジエータを挟む形で配置される。

 デザインはスクエアを基調としつつも、面取りされたエッジ部分が独特のカジュアルさを醸し出す。カラーバリエーションはレッド/ホワイト/ブラックの3色、メッシュグリルも統一感ある色に塗装されている。

 音の印象は、「バランス感」という言葉で表現できる。前面・背面と向かい合わせに2基配されたパッシブラジエータによる重低音もさることながら、楽曲に合わせ音質を最適化する同社独自のDSP技術「ClearAudio+」による効果か、中域から高域にかけても繊細なニュアンスを伝えてくる。

 低音が目立ちすぎず、透明感のある中高域も聴かせるバランスのよさが、SRS-X3の真骨頂といえる。

 出力の大きさもポイントだ。実用最大出力は左右合わせて20W、兄貴分のSRS-X5がAC電源接続時に20Wを可能にしていることからしても、このサイズにしては余裕の出力だ。

SRS-X3の主なスペック
スピーカー 34mm(フルレンジ)×2
エンクロージャー方式 密閉型(パッシブラジエーター×2)
連続再生時間 約7時間
最大出力 20W(10+10W)
NFC対応
マルチペアリング 最大8台
マルチポイント 最大2台
対応コーデック SBC
本体サイズ 幅185×奥行66×高さ67mm
重量 850g

(次ページに続く、「2.1ch構成でサラウンドモードも搭載! JVCケンウッド「AS-BT77」」)

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